双極性障害
感情が極端で強烈になり、はっきりいつもと違うとわかる期間
気分の浮き沈みとは明らかに異なる期間
症状
対人関係を傷つける
職場や学校で問題になる
自殺につながる
激しい感情と行動に支配されていると感じる
双極性障害の類型
一度発症すると生涯続くもの
症状を和らげることができる
組み合わせ
有病率
双極I型障害の生涯有病率は0.6%
双極Ⅱ型障害の生涯有病率は0.4%
予後
エピソードの再発・再念が生じやすい
特定用語
エピソードが過去12ヶ月に四回以上あるもの
メランコリアの特徴を伴う
著明な抑うつエピソードで、周囲からの刺激への反応が困難になり、また早朝覚醒や明確な不調など身体的な症状が強く表れるもの
非定型の特徴を伴う
出来事に反応し気分が明るくなり、また体重・食欲の増加、過眠、手足の重さ、対人過敏性などが目立つもの
精神病性の特徴を伴う
幻覚や妄想が存在するもの
緊張病を伴う
周産期発症
エピソードが妊娠中または出産後4週間以内に始まった場合
季節型
エピソードが規則的に季節と関連して表れるもの
部分寛解、完全寛解
双極性障害の重症度
軽度: 診断に必要な数以上の症状はほとんどなく、なんとか対応できる範囲の症状の強さで、社会的・職業的機能障害は軽度にとどまる
中等度: 症状の数・強さ、機能低下が「軽度」と「重度」の間である
重度: 症状が診断に必要な項目数より十分に多く、非常に強く手に負えない症状が、機能を著しく損なう。
さらに双極性障害の既往があると認知症が約 2倍生じやすいことに加え、パーキンソン病も約 3 倍生じやすいことも指摘されている。 !?
維持療法
① 双極性障害では、再発・再燃の繰り返しにより、社会機能の低下につながるだけでなく、神経生物学的な変化も引き起こされることが示唆されており、再発・再燃予防が重要である。 ③ 薬物療法を継続しても1年後の再発・再燃リスクが約40%だが、薬物療法を中断すると約65%にリスクは上昇する。 はああ????
④ 薬物療法が治療の中心となるが、心理教育も重要である(第5章参照)。 再発・再燃のリスク因子
若年発症
精神病症状があること
急性交代型
かこの気分エピソードが頻回であること
不安の併存
物質使用障害の併存