起源―オリジン
レネゲイドビーイングには、生命体と進化するにあたって、ベースとなるものが存在する。それは人間や動物のような生物かもしれないし、鉱物などの無機物かもしれないし、都市伝説のような概念かもしれない。
そのようなレネゲイドビーイング誕生の元となる事象は"起源"と呼ばれている。なお、レネゲイドビーイングの姿や性格については、起源ごとにある程度の傾向があるようだ。とはいえ、パーソナル部分については、あくまで傾向でしかなく、例外は常に存在する。最終的に、レネゲイドビーイングの知性、精神がどのように確立されるのかについては、まだ謎に包まれている。
現在のところ確認されている起源は、以下の7種類がある。もちろん、これは現在確認されているものにすぎない。将来、新たなレネゲイドビーイングの起源となっている事象が発見される可能性はある。
オリジン:アニマル
動物がレネゲイドの力で、レネゲイドビーイングとして覚醒したものである。
肉体の一部が動物の特性を帯びている、元となった動物と同じ姿を持つ、さらには童話や神話の類に出てくる幻獣のような姿を持つなど、さまざまな姿を持つものがいる。
オリジン:コロニー
サンゴ礁や粘菌などのように群体からなる生物がレネゲイドビーイングとなったもの。
個にして全、全にして個。無数の自我の集合体であり、自身を構成する要素の一部を失っても、問題なく活動できる利点を持つ。
オリジン:サイバー
ネット上のプログラム、こころを持ったAI、謎の技術で生み出されたロボットなど。科学技術の産物を核として覚醒したレネゲイドビーイングである。
オリジン:ヒューマン
人間、もしくは人間を模したものや、機能として人間とさして変わらない存在が、レネゲイドビーイングとして覚醒したもの。
生物学的には人間そのものだが、持つ意識がまったく違う。まれに、自我のないクローン体などに、意識が宿ることがある。
オリジン:プラント
樹木や草花などの植物がレネゲイドの力によって知性を得たもの。コロニーとは違い、ひとつの植物であることが多い。
植物として性質を強く受け継いでおり、人間とは異なる、独特の時間感覚を持つ者が多い。
オリジン:ミネラル
岩石や元素、結晶体のような無機物が元になり、レネゲイドビーイングとなったもの。
肉体を構成する組成とその性質が、姿や性格に反映されることが多い。
オリジン:レジェンド
噂話、都市伝説などの情報やイメージを核として覚醒したレネゲイドビーイング。何らかの集合意識や、共通化したイメージなどに合った形態や、元となった物語を模した姿であることが多い。