従者に関連するエフェクトのルール
《赤色の従者》《赤色の従者》は、"従者"と呼ばれる疑似生物を作り出す。従者はひとりのキャラクター、ひとりのオーヴァードとして扱い、以下の性能を持つ。なお、以降従者を作り出したキャラクターのことを"作成者"と呼称する。
従者の作成
作成者が《赤色の従者》を使用することで、従者は作成者と同じエンゲージに出現する。従者がどんな外見をしているのかは作成者が決定すること。ただし、特定の個人に似せることはできない。そういった従者を作りたい場合は適切なエフェクトを取得すること。
ラウンド進行中であれば、従者は行動済みで出現する。 従者の能力値、技能
従者の能力値はすべて3、技能はないものとする。
この能力値は作成者の取得しているエフェクトによって変化する場合がある。くわしくはそれぞれのエフェクトを参照すること。
従者の副能力値
通常のルールにしたがって、従者の能力値から計算される。ただし、従者のHPは作成者の取得しているエフェクトのレベルなどから計算される。能力値とは関係なく独自に算出すること。
また従者は常備化ポイント、ならびに財産点を持たない。
従者の侵蝕率
従者の侵蝕率は常に作成者と同じとする。つまり、従者の侵蝕率は管理されない。侵蝕率によるボーナスは作成者のものを適用すること。
従者のエフェクト
従者は作成者と同じエフェクトを取得している。ただし、従者は《赤色の従者》を使用できない。従者がエフェクトを使用した場合、作成者の侵蝕率が上昇する。また、従者と作成者は回数制限のあるエフェクトを共有するものとする。つまり、ラウンド1回と書かれたエフェクトは、1ラウンド中に従者か作成者のどちらかしか使用できないということだ。
「制限:Dロイス」のエフェクト
従者は「制限:Dロイス」のエフェクトを使用できない。
従者のアイテム
従者は素手をのぞく、あらゆるアイテムを装備、使用できない。
ただし《愚者の兵装》のように従者がアイテムを使用できる効果のエフェクトなども存在する。
戦闘中の行動
従者はひとりのキャラクターである。従者がイニシアチブキャラクターになったらメインプロセスを行なわせること。なお、行動の決定権は作成者にある。
従者のロイス
従者はロイスおよびタイタスを持たない。よってタイタスを使用することもできない。
従者のDロイス
従者はロイスを持つことができない。よってDロイスも持てない。
だが、従者自身がDロイスの使用を宣言することは可能である。たとえばDロイス:賢者の石を使用して判定のクリティカル値を-2することは可能だ。ただしDロイスの使用回数制限などは作成者と共有することに注意せよ。
従者の消滅
従者はHPが0になると即座に消滅し、シーンから除外される。これは戦闘不能でも死亡でもなく、直接ゲームから除外されるということだ。HPが0になった従者を蘇らせることはできない。
また、従者はそのシーンが終了すると自動的に消滅する。シーンを越えて従者を保持したい場合は適切なエフェクトを取得すること。
消滅した従者は、文字通り塵のように消える。基本的に死体などが残ることは無い。ただしGMが望むのであれば、なんらかの痕跡が残るとしてもよい。
従者の数制限
作成者は基本的に1シーンに一体までしか従者を作成できない。これは、作成した従者が消滅しても持続する。つまり一度従者が消滅したら、そのシーン中は従者を作成できない。これはシーンを越えて従者が存在する場合でも同じことだ。例えば作成者がシーンの最初から従者を一体ともなっていた場合、そのシーン中は従者を作成できない。