メインプレイの流れ
オープニングフェイズ
オープニングフェイズは、このゲームにおける導入部分である。つまり、キャラクターの日常とのつながりを演出し、それを脅かす事件が発生することをPCたちに伝えることになる。PCたちは自分とロイス、そして自分の属する世界のために非日常の世界、変貌した真実の世界に足を踏み入れていくことになる。
ミドルフェイズ
ミドルフェイズはシナリオで語られる事件の中盤であり、物語が進行するフェイズである。
ミドルフェイズの進行は、シナリオの内容によって大きく変化するため、このようにする、なるというような解説を行なうのは難しいが、多くの場合、次のようなイベントが発生する。
・他のPCたちとの出会い
・事件の調査
・新たな事件
・戦闘などのイベント
これらのイベントとの遭遇を経て、PCたちは事件の核心へと至ることになる。
ミドルフェイズの終了と共に、PCたちは自分たちの日常を壊す敵、と遭遇することになる。敵、はジャーム(レネゲイドによって暴走したオーヴァード)とは限らない。PCたちの日常を侵蝕し、破壊する現象はすべてPCたちの敵、となりうる。そういった敵の象徴として強大なレネゲイド能力を持ったキャラクターを用意して、戦闘という形でそれを打破して、事件に決着をつけるという形式がゲームとして扱いやすいし、もっともセッションを盛り上げてくれることだろう。
バックトラック
クライマックスフェイズが終了した時、PCたちの侵蝕率は大幅に上昇していることだろう。もしかしたら、レネゲイドに心を侵され、もう日常に戻れないかもしれない。
それを防ぐためにPCたちはバックトラックを行なう必要がある。
エンディングフェイズ
エンディングフェイズは、セッションのエピローグに相当し、PCが戦いを通じて、取り戻した日常について描写することになる。むろん、シナリオの内容によっては、取り戻せなかった日常を悼むようなシーンになるかもしれない。GMは、セッションの内容に合わせてエンディングフェイズを演出すること。