サンプルキャラクター
不確定な切り札
「こんな力を......使わせるな!」
少し前まで、キミはどこにでもいる普通の高校生だった。学校で出会うクラスメイトたちと、家で待つ家族が世界のすべてだった。
だが一キミは変わってしまった。オーヴァードとなることで、世界の真実を知ってしまった。
異形と化すキミの腕に、縦に裂けたように光るキミの瞳に
何よりも破壊を求める自分の心に、キミは強い恐怖と絶望を感じた。
しかし、キミは気づいてしまったのだ。この壊れかけた日常を護れるのもまた、キミだけなのだと。
キミはまだ、悩み続けているー。
閃光の双弾
「任務了解。.......早く、終わらせよう」
幼少期にオーヴァードとして覚醒し、その後UGNによって育てられた子供たち。キミはそのひとりだ。
昔の記憶は、力を扱うための訓練ばかり。自分が普通と違うと気づいたのも、任務に出てからだ。
日常にあこがれないわけではない。平和を想像しないわけではない。
だが、今キミは彼らを護るために力を使う。それに意味があると信じて。
たとえ、教えられた通りのことだったとしてもー。
誇りある紅
「皆を護るわ。この血にかけて!」
昔から、繰り返し教えられたことがある。「力弱きものを護れ」父に、母に、先達に。キミはそう言われ続けて育ってきた。
だから、キミは自分がオーヴァードになった時、こう思ったのだ。
「これこそ、自分に与えられた使命である」と。
キミはUGNに入り、若くして支部長という役目を与えられた。
それもすべては、力弱きものを護るため。壊れかけた世界を、少しでも保たせるた
めに。
キミは自分の力を使い続ける。
ーその身を、削りながら。
深緑の使徒
「今はこれでいい。.....今は」
キミはUGNに所属するエージェントだ。レネゲイドの真実を隠し、世界の裏側でジャームと戦い続ける日々を送っている。
少し前まで、この生き方に疑問を持たなかった。世界にレネゲイドの情報を公開すれば、大混乱を招く。それを食い止めることこそ、自分たちUGNの役割であると思っていた。
だが、その心に亀裂が入ってしまった。
UGNの設立者、アルフレッド・J・コードウェル博士がFHに回ったと聞いたときに。
自分たちはこのままでいいのだろうか。
答えは出ない。だから、今は目の前の人を救うことに集中している。
今は。
真実の探求者
「虚偽を許さず、真実を逃さず。それが僕の生き方さ」
キミは探偵だ。誰かの悩みを引き受け、解決する、そういう生き方をしている。世界は虚偽にあふれている。埋もれてしまった真実を求める人々に代わり、それを見つける。そんな生き方にあこがれて、キミは探偵になった。
そんなキミがレネゲイドのことを知ったのは数年前。
キミは驚きそして奮い立った。世界にはやはり隠された真実があったのだ!ならば自分の知らないさらなる真実もまた、存在する。
そうしてキミは今も探偵を続けている。あらゆる真実を求めて。