エネミーエフェクトのルール
エネミーエフェクトはNPC、エネミーにのみ取得可能なエフェクトである。GMは新たにオリジナルのエネミーエフェクトを作成し、NPCに持たせてもよい。
なお、エネミーエフェクトは取得しているシンドロームやブリードにかかわらず、必ず設定されている最大レベルまで取得できる。
エネミーエフェクトの中には、特定のシンドロームに属するエフェクトが追加されている。当然のことだが、これらはそのシンドロームのエフェクトとして扱うこと。
つまり、シンドロームに属するエネミーエフェクトはピュアブリードならば上限レベル+2まで取得できるし、同じシンドロームに属する「技能:シンドローム」のエフェクトとも組み合うというわけだ。
エネミーエフェクトの解除
GMはエネミーエフェクトについて、独自に効果を解除する方法を設定してもよい。たとえば、《ドミネーション》でビルのセキュリティを支配されている場合に、〈情報:ウェブ〉による判定で《ドミネーション》の効果を解除できるようにしてもよいのである。
非オーヴァードのキャラクター
GMは必要があれば、非オーヴァードのキャラクターにもエネミーエフェクトを取得させてよい。ただしシンドロームに属するエフェクトは取得できないものとする。これは例えば戦闘ヘリに乗った敵を作る時に《飛行能力》を取らせるようなものだ。
作成済みエネミー
本書には既にデータを作成済みのエネミーを掲載してある。これらはGMがオリジナルのエネミーをいちいち作成する手間を軽減するために作成されたものである。GMはこれらデータを適時変更して構わない。また、そのエネミーを違う組織のものとして扱っても構わない。例えば警察官のデータを使ってちんぴらの集団としてもよいのだ。