Sロイス
スペリオルロイス(以下:Sロイス)はロイスの中でも、よりキャラクターの人格の根幹をなす、「もっとも大切なロイス」を表わす新しい概念である。
既存のロイスがキャラクターにとって大切でない、というわけではない。だが、複数の大切な人々の中で、その時視線が向いてしまう相手、心のもっとも中心に座を占めている対象が存在するのは事実である。人間は常に複数のことを考え続けることはできない。その時々によって、ロイスの中でももっとも大事なロイスが変わることはよくある。Sロイスは、こうした"その時に大切な"ロイスを表現している。
Sロイスの取得
Sロイスルールを導入した場合、プレイヤーはいつでも、現在所持しているロイスの中からひとつを選んで、Sロイスにすることができる。
なお、GMはどのロイスをSロイスとするかを指定してもよい。ただし、いかなる場合でも、ひとりのキャラクターが複数のSロイスを持つことはできない。また、DロイスとSロイスを両方持つことは構わないが、DロイスをSロイスに指定することはできない。
Sロイスの効果
Sロイスはキャラクターにとって、非常に大切な対象である。それを守ることは、より深い意味で日常、ひいてはキャラクターの人格そのものを守ることだといえるだろう。
よって、Sロイスを守り抜き、タイタスに変化することがなかったキャラクターには報酬として、アフタープレイで経験点が5点与えられる。
アフタープレイの終了時に、Sロイスは通常のロイスに戻る。該当するロイスを固定ロイスに指定したからといって、Sロイスを固定できるわけではないことに注意せよ。
バックトラックの扱い
Sロイスはバックトラックの際、通常のロイスと同じように扱うこと。つまり、タイタス化していなければバックトラックのダイスをひとつ増やすことになる。
Sロイスのタイタス化
Sロイスは通常のロイス同様タイタス化する。
前述したとおり、Sロイスとは"心の中心を古める人物"に対するロイスである。そのロイスを手放すことは、キャラクターにとって大き3再起な損失であるが、それをバネにすることによって大きな力ともなる。
タイタス化したSロイスの固定化
Sロイスから変化したタイタスも固定ロイスとして指定できる。ただし、Sロイスはセッションごとに決め直すため、アフタープレイ時には通常のタイタスに戻ってしまう。もし、そのタイタスをSロイスとして扱いたい場合、次のセッションでもそのタイタスをSロイスとして設定する必要がある。
Dロイス:特権階級の効果を用いて、Sロイスの効果を他者に及ぼすことはできないものとする。Sロイスは個人の人格の根幹をなすもので、他者に易々と分与できるようなものではないのだ。
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