Eロイスのルール
Eロイスの取得
GMはNPCに任意のEロイスを取得させることができる。該当するEロイスを取得すると、そこに書かれている特殊能力を1回だけ使用できるようになる。
Eロイスの特殊能力は、すべて1シナリオに1回のみ使用できるものである(「タイミング:常時」のものをのぞく)。GMはジャームに同じEロイスを複数取得させ、その回数だけ特殊能力を使用させてもよい。
効果についてはそれぞれの本文を参照すること。ただし、取得するがPCはジャームでなければならない。どのNPCがジャームであるかは、GMが決定すること。
Eロイスはロイス枠を使って取得する。よって、EロイスはDロイスと合わせて最大7つまでしか取得できない。
衝動とEロイス
ジャームは衝動によって支配され、衝動を満たすために行動する。
彼らジャームの歪んだ精神が力となって発生しているEロイスは、つまりその衝動が肥大化したものと言えるだろう。
Eロイスの中には、特定の衝動を持っていなければ取得できないものがある。これはEロイス欄の「衝動」に書かれている。ジャームに設定してある衝動に合わせて取得を考えること。なお、ジャームの衝動はGMが任意に決定して構わないが、衝動はひとつしか所持できないものとする。
バックトラックへの影響
Eロイスはジャームをより人間から遠ざけるものである。これに直面したオーヴァードは、ジャームに対しての反発心が強くなり、日常への回帰を強く希望するようになるだろう。
そのシナリオでEロイスを持ったエネミーを撃破した場合、PCは全員バックトラックの直前に「撃破したエネミーが持っていたEロイスの数」D10を振り、その合計値分だけ侵蝕率を引き下げること。
これはPC個別に行ない、プレイヤーにダイスを振らせるとよいだろう。なお、プレイヤーが望むならば、このダイスを振らず、侵蝕率を引き下げなくてもよい。
経験点への加算
EロイスやDロイスはエネミーを強力にする要素である。GMは望むのであれば、撃破したエネミーが所持していたDロイス、Eロイスの数を経験点の「シナリオの目的を達成した」に加算してもよい。この際、Dロイス、Eロイスひとつにつき1点とするのが妥当だろう。
また、これによって「シナリオの目的を達成した」の点数が10点を超えてもよいものとする。
複数個分として計算するEロイス
Eロイスの中には、バックトラックの侵蝕率低下とアフタープレイの経験点計算において、ひとつで複数個分のEロイスとして効果を計算するものが存在する。これはそのEロイスが他よりも強力な効果を持っており、PCたちへのリターンもまた相応のものが用意されていることを表わしている。