ガムランが面白い
ガムラン?
■ ガムラン・ドゥグン / Gamelan Degung
スンダ独特のガムランで、ボナン、サロン(2台)、ジュングロン(小型ゴングのセット)、ゴング、クンダン(太鼓)、スリン(竹笛)の7人編成。古典曲は器楽曲ですが、新しい曲では歌の入るものもあります。現在も新曲が次々と作られ、地元スンダだけでなく、バリ島などでもホテルやレストランのBGMによく使われています。
紹介音源まとめ (兼summary)
スンダのガムラン。異なる二つの音階が同時に使われる。面白い!の蹴り出し
スンダのガムランの中でも特に有名な曲。歌なし
スンダのガムランは、基本は(沖縄的な)ペロッグ音階の曲が多い
歌ありのガムラン・ドゥグンの例
ジャワガムラン。現代的なアプローチがある、新しいガムラン曲。神秘的で展開が豊富
謎の木で編成されたおもしろいガムラン。3:17の一音のカタルシスがすごい
⑤の楽器を紐解く
ほとんど木そのものでは?みたいな楽器の例その1 ケントンガン
⑤の楽器を紐解く
ほとんど木そのものでは?みたいな楽器の例その2 スリットドラム
→すごく面白いです。土着的な野性味と自然由来の神秘性にグッときますね。⑤の06:52以降もすごくよかったですworldelec.icon
以下、たのしいtalk log
ガムランが面白いです。
割と最近までガムランにはバリガムランとジャワガムランがあってそれぞれ雰囲気が違うっぽい、くらいにしか思っていなかったのですが、もっと知ってみると他にもまた雰囲気の違うスンダ(ジャワ西部)のガムランがあったり、同じガムランなのにバリとジャワとスンダで楽器も曲の構成も演奏の形態もこだわりも全然違ってかなり沼の深さを感じます。
スンダのガムランについて最近知った興味深い話として、スンダのガムランの中でもsalendroと呼ばれるものでは例えばスレンドロ音階とソロッグ音階というように異なる二つの音階が同時に使われるらしいんです。
↑例えばこちらの曲では伴奏の楽器はスレンドロ音階ですが、歌とルバブ(左から聞こえる擦弦楽器)はソロッグ音階を使用しているようです。なんというか、全然違う音階を同時に使って成り立たせるなんてめちゃくちゃで面白くないですか。
また、スンダのガムランのクンダン(太鼓)はまるでタブラのように音程を変えながら演奏するようですがそれもバリやジャワと異なっており非常に面白いです。
https://youtu.be/vjkAtdWfZrE
スンダのガムラン、知りませんでした!興味あります!!
その曲はかなりポップな印象がありますね、そういう感じなんですか・・・?
確かに太鼓が聞いたことのないタブラのピッチ上下してますね・・・!
そして伴奏は明るいのに、歌はがっつり都節のスケールで、それでいて特に違和感は感じないですね。すごい!なんでだろう・・・!
ジャワのガムランが比較的好きで、自分で分析して再構成したりしてたんですが、メロディが大量に重なりまくってても違和感がないことに気づいたりしてました。
それがスケール違いでも起こるのは目からウロコ・・・。
きくおさん!大ファンです。。。
私もまだまだよく知らないのですが、とりあえずバリやジャワと比べるとポップと言えばポップな印象ですね。
↓こちらはスンダのガムランの中でも特に有名な曲らしいです。ガムラン・ドゥグンという形式です。
なんだかかわいくて音がポコポコしており、バリほどの派手さはなくジャワほどの重々しさもなく、BGMに向いてそうみたいな…。現地のお店のBGMでもかかっているとか…。この前都内のインドネシア料理店に行ったのですが、そこでもスンダのガムランが流れていました。
基本はペロッグ音階(沖縄的な…)の曲が多いようです。6~8人?くらいの小編成のガムランです。歌なしも歌ありもあります。
↓歌ありのガムラン・ドゥグンの例も載せておきます。
私、先ほどから「~らしい」みたいな表現が多いですが、故・小泉文夫先生の教え子であり現在はガムランを主にやってらっしゃる先生と交流がありまして、その先生からの受け売りがほとんどです。まさに勉強中といった感じで。。
ここに載せた内容も間違っていないか念のため後で先生に確認してみるのでもし何か間違いがあればまた訂正しに来ます…!
アリガトウゴザイマス・・・!
うおお、ポコポコしていてかわいいですね・・・!まさにおっしゃる通り、派手さでも重々しさでもなく、すんなり聞けてBGMに向いてそうな感じ・・・!楽器の種類自体はジャワと変わらない感じなのに、この印象の変わり方は面白いです、こういうのもあるんですね!
聞きこんだり、調べてみたりします・・・!
好きなジャワガムランでも貼ります。
現代的なアプローチがある、新しいガムラン曲みたいなやつです。
冒頭の音からもうよくて影響受けてるやつです、神秘的でおもしろくて展開がいっぱい
謎の木で編成されたおもしろいガムラン 間違いなくただの木琴ではないけど何だろう。。 3:17の一音のカタルシスがすごい
ジャワのガムランは何度も繰り返す中で様々な変化が起こりますが、ドゥグンはずっと同じことをただ延々と繰り返したがる、みたいなところもあるようです。
楽器については、ジャワにはないジュングロンという楽器があったりボナンの並べ方が違ったり、ジャワのペロッグ音階のサロンは7つ音があるのに対してスンダのものは5つしかなくてかつ横一列にたくさん並んでいたり、そこそこ違いがあります。ジャワにはあるグンデル、クノン、クトゥ、クンピャンといった楽器も無さげ…。
Lebaranはきくおさんがツイッターで共有してたときに聴きました…!とても面白い曲です。。
Tengoroもやばいですね…僕も3:17のカタルシスにやられました。。。
ジャワの木琴と言えばガンバンだと思いますが、重ねまくったらこんなことになるのか…
面白い曲を教えていただきありがとうございます…!!!
へえええええ、ジュングロン!クノンより小さく、ボナンより大きい中間ぐらいのがあるんですね・・・!
そしていろんな楽器を省略?しているんですね、かわいいですね。構成がミニマルなのも親しみがあっていいですねw
なんとアリガトウゴザイマス・・・
聞いた感じガンバンだけじゃなさそうなんですよね、多分こういう、スリットドラムとかケントンガンとかいう ほとんど木そのものでは?みたいなのを混ぜてる気がしますが、いよいよマニアックすぎてネットじゃ詳細が出てこないですね・・・w
生でドゥグンを聴いたことがありますが、ジャワガムランともまた違う、ポコポコした感じがとても心地よいです。ある種の素朴さがいい味出してます。
確かにガンバンだけじゃないですね…もうネットでは調べようがないですねw
スンダのガムランもネットでは驚くほど情報が出てこないですし。。音楽としてはすごくポテンシャルを感じるのに日本ではあまり認識されてない感…
bjorkの去年のアルバムはガムラン周りの興味で作ったみたいな話ありましたね。歴史的にはドビュッシーの話題でガムランはよく聞きましたが再注目されて面白い音の探究の糸口になっていく感じを受けていました。ここのお話もとても面白くて何か考えたくなりますね