プリンシプルオブプログラミング book review
2021/08/23 - 2021/08/25 の3日間ぐらいでサクッと.
全体の感想
即時的に適用可能な,software developmentについてのgood design patternsみたいな感想を持った.
まず,principleのそれぞれで説明が完結しているのが良い.
いや,実際には
構成要素すべてを実践して初めて良いコード設計といえる,みたいなものもあるかもしれないけれども,
それぞれが
それはどういうことですか
なぜやらなければいけないのですか/メリットはなんですか
どのように実践しますか
とそれ単体に共感しやすく,かつ実践しやすいようになっている.
101個全部やるのは難しくても,一つずつ日々のcodingに取り入れるのはそう難しくない.
これは,この本にとっつきやすいという意味で非常に重要だと感じた.
関連する話題を一つ.
"良いコード"を書く為によくおすすめされる本として,
readable codeはどちらかというと,
principleは分かった上でどうやってそれを実現するかをpseudo programで教えてくれるもののように思えた.
読者はそれを読むことで"確かにキレイだ!"みたいな気づきを得ることができる.
私はreadable codeを先に読んだ人間だが,
readable codeよりプリンシプルオブプログラミングの方が先に読むべきな気がする.
プリンシプルオブプログラミングで言っていたのはこういうことだったのか,みたいなことをreadable codeで回収できる.先に原理原則を学んだほうが,具体例から多くのことを吸収できる気がする.
第一章 前提
正直この第一章が,本書の重心の8割を占めているように思う.
二章以降の内容は,ここに書いてあることを噛み砕いたり,より発展させた結果生まれる原則,みたいなのが多かった.
この章の内容をどれだけ真剣に考えて自分のroutineに落とし込むか,が重要な気がしている.
特に心打たれた(というか共感した)のは"コードは必ず変更される".
これはつい忘れてしまうので,本当に気をつけていきたい.
気がつくと拡張性を意識しすぎて仰々しいコードになってしまうことがある.
ちょっとしたことを実装するためにたくさんのコードを書いて,その大部分は現時点では必要ない,みたいなこともやってしまう.
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