project FUKURA
2019.03.17
明石海峡大橋の圧巻な風景に心躍りながら、久々の淡路。やっぱり、海は広くてきれいだ!
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案内をしていただいた神戸大学の黒木君と鎌田君
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福良は兵庫県淡路島の南端に位置する町で、渦潮見学ができる町などとして観光地としてにぎわうところ。海産物の直売所や、古い伝統を持つ淡路浄瑠璃を上演する淡路人形館、防災ステーションなどが港に隣接され、訪れたのは日曜日ということもあって、よくにぎわっていた。
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淡路人形館
https://doubledotdesign.gyazo.com/bea205ff831f7b8eb6192f6d993e6373
防災ステーション
ここで、「プロジェクト福良」が現在手掛けるのは築100ほどの元診療所で銀行の空き家を飲食店にコンバージョンするプロジェクト。竣工が迫る現場ではほぼ完成形を案内してもらえた。
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竣工間際で最後のゴミ出しを行っていた。
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商店街に面する間口の開口部は上部は蔀戸風に上に空き、下部は縁側として下に開く。イベント時や季節がいい時期に活躍しそうだ。
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かつての建物で使われていた建材を再利用して腰壁のデザインアクセントに。写真中央部の部分にその木材が敷居だった痕跡が見れる。
ここでは地元のNPOとの連結のもと、助成金などの支援等の各種の申請はNPOが行い、神戸大学の建築学生らが、実働隊として作業を行っている。学生たちはサークル活動として、大体、月に一度ほど神戸市からこの福良に泊りがけで合宿を企画し作業に臨んでいるようだ。例えば4月などには新歓イベントとして、家具づくりWS等も行うらしい。メンバーは学部生の1年から3年生で約20名ほど、女子学生もいるらしく頼もしい。
大学と離れたところで行うプロジェクト
難しいのは
学生を集めること
大学本体に活動の意義を理解してもらい評価をもらうこと
OB、OGが引退後に関与すること
だと思う。
学生や先生が空き時間に活動を除きに行くことが難しいので、なかなか活動を多くの人に気にかけて、見守ってもらうのが難しい。要は人と注目を集める、本当にそこまで来てもらうのが難しいのだ。
ただ、利点としては
その地域で似た活動が無い可能性が高いので、しっかりアピールできれば目立つことができる。
民間企業の活動も都心部ほど活発ではないので、地元の人がより切に、学生の力を信じて期待してくれる。
合宿という形を取らざるを得ないので、密度の濃いチームワーク(記憶)が生まれやすい。
まだ発見させていない宝の山が眠っている可能性がある。
が考えられる。プロジェクトの内容や立地のユニークな部分をしっかりと認識し、いい感じにアピールをすることで注目を集め、また、イベント力(非日常の体験をうりとして)を強化して人を呼び込めれば強みはある。
DesignBuild 人材
それが、大学のサークルなら、まさに建築学部だけで行う活動ではなく、他学部を巻き込んでの活動に広がると強いと思う。なんだか考えていて、自分たちの活動に足りてない点をいくつか喚起させてくれた。やっぱり面白い建築を作るには面白い仕組みにする必要があり、建築分野にとどまらない大きな視野での企画が出来る人材の幅が大事になってくるのだろう。