忘れられる権利と大図書館の兼ね合い
大図書館は良いことも悪いことも区別なく全てを記録する
その記録があることで苦しむ人がいる記録が残るべきか
記録を制限するのではなく参照を制限することはできないか
参照の制限も反図書館的ではないか
原爆ドーム
デジタルタトゥー
違法ポルノ
図書館的というのが基本的に今あるものを残すことを善とするから、政治的には過去肯定、現状追認、未来否定の保守的な立場にならざるを得ないのではないか、自覚するかどうかに関わらず
例えば図書館的立場で今ある建物の保存運動を行うことは、そこに将来建つはずの建物の可能性を奪っていることになる。現在は非倫理的とされる過去の価値観で書かれた小説作品などをそのままの表現にすること、現代では悪行に光が当てられ評価が変わった人物の彫像を撤去しないこと、などを図書館的立場で支持することは、悪に加担することではないのか?
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