独学大全
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本書は正体不明、博覧強記の読書家であり、独学の達人である読書猿が書いた「勉強法の百科事典」です。ギリシア哲学から最新の論文まで、あらゆる「知の先人」から学んだ内容を、著者独自の視点で55の技法にまとめました。
本の読み方、挫折の乗り越え方、時間の作り方…勉強はこの1冊でOK!
本書で紹介している主な技法>
●志を立てる
1 やる気の資源を掘り起こす「学びの動機付けマップ」
2 学びの出発点を見極める「可能の階梯」
3 学びの地図を自分で描く「学習ルートマップ」
●動機付けを高める
4 未来のミニチュアを組み立てる「1/100プランニング」
●時間を確保する
6 自分も知らない自分の行動を知る「行動記録表」
7 クズ時間を生まれ変わらせる錬金術「グレー時間クレンジング」
●継続する
10 日課を習慣の苗床にする「習慣レバレッジ」
12 独学の進捗と現在地を知る「ラーニングログ」
●環境を作る
13 他人は意志にまさる「ゲートキーパー」
14 会えない者を師と仰ぐ「私淑」
●知りたいことを発見する
16 脳内知識の棚卸し「カルテ・クセジュ」
17 古代弁論術に始まる自己問答「ラミのトポス」
●資料を探し出す
19 思い付きの検索を卒業する「検索語みがき」
21 巨人の肩によじのぼる「文献たぐりよせ」
●知識への扉を使う
23 可能性としての博識「事典」
24 調査の達人からの贈り物「書誌」
25 入門書・事典・書誌を兼ねた独学者の友「教科書」
●集めた資料を整理する
29 文献のネットワークを掌握する「引用マトリクス」
30 文献の群れを貫通して読む「要素マトリクス」
●情報を吟味する
31 デマの矛盾をあぶり出す「タイム・スケール・マトリクス」
32 トンデモ主張を暴き出す「四分割表」
●読む
35 必要なものだけを読み取る「掬読」
41 読むことを考えることに接続する「刻読」
43 難所を越えるための認知資源を調達する「筆写」
45 思考訓練としての訳読「鈴木式6分割ノート」
46 逆境を乗り越える要約注釈術「レーニンノート」
●覚える
49学習前後に描くことで準備する/定着する「プレマップ&ポストマップ」
50 古代ギリシア発祥のイメージ技法「記憶術(ニーモニクス)」
●わからないを克服する
52 思考の過程を声にする「シンクアラウド」
●自分の独学法を生み出す
55 自分という学習資源「メタノート」