ブログをどこで書くか問題 2020
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2020-07-26
これまで、あっちこっちのサービスを試して書き物をしたりするけどベストをなんだかんだ見つけられない。
今のところ一番近いのは Scrapbox なんだけど、物は試しにさっき note のアカウントを作ってきた。流石にブログも書ける書き物プラットフォームなので iPad から書くのも難なくできるようになっていたし、画像のアップロードとかリンクを貼ったりするのも簡単にできるようになっていた。今のところ悪くなさそうな感じ。 ゆくゆくは過去の投稿も手直ししつつどこかに集約したいけど、決定打がないのが困り物。
そこでいろいろつかってみたいまのところの個人的な感想をメモしておく。
あくまで個人的な気持ちなのであしからず。順番は結構適当。
ちなみに自分が求めるの条件は大体以下の3つ
書きたくなった瞬間に書きはじめられること
閲覧するときや書くときに重くないこと
なんだって重いのはイヤよね
書いたあと眺めて「はー!そこそこ書いてきたな!」となれるもの
ポケモンのジムバッジが集まってきたときの感覚だと思って欲しい
...あと単にブログを書くだけでは渋い感じがあるのでそういうのもちょっと改善できるとなお良いやつ。
ではではレッツゴー⭐️
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WordPress.com
できることはかなり制限されるが安定的に最新版の WordPress を使い続けられる
WordPress の運用経験があって特に不自由なければ SEO 対策もおそらくされているのでいいかもしれない なんだかんだで機能がかなり多いのでシンプルなのが好きな人には向かないかもしれない
ほぼ検証のみで終了
有料プランに移行するとドメインを設定できる
Blogger
一瞬使ってみたもののしっくりこなかったので検証までで終了
はてなブログ
はてなのブログサービス
Web系のエンジニアが好んで使っている印象がある
系列なのかはてなブックマークで捕捉されやすい印象もある
もってるブログで二番目くらいに記事が多い
MovableType 形式などで記事のエクスポートができる
移転のため2018年を最後に更新停止中
はてなブログ Pro に加入するとドメインを設定できる
Qiita
ITの話題に特化した寄稿サイト
日記みたいなのを書くのは基本的にはNGなので厳密にはブログのサービスじゃない
ITの話題で Google にヒットしやすいようなおまじないがされているのかよく検索結果に出てくる
いくつか投稿したことはあるが基本的にクロスポストしている
Qiita独自の拡張が追加された GitHub Flavor Markdown で記事を書ける
何か間違ったことを書いてたり、時代が進んで内容が時代にそぐわなくなるとするとまれに編集リクエストが飛んでくる
標準機能で投稿した記事のエクスポートはできないがリストさえ手に入れられれば Markdown を全てダウンロードするなどで対処可能
今はあまり積極的には更新していないものの1つ
オープンな Qiita にはドメインを設定できない
Qiita Team という組織向けのバージョンが存在する
Scrapbox
なんでもかんでも突っ込める雑記帳
IT でも読書感想文でも何を書いても怒られない
ブログという話になると専用の機能はないのでひとまずそれっぽい記事には #blog をつけて運用中 エディタが少しクセがある
代替え手段はあるものの Safari 的な制約で iPad だとキーボードでコピー、カット、ペーストの操作ができない (のが地味に辛い)
独自のシンプルな Scrapbox 記法を利用することになる (割とすぐ慣れる)
記法は自分好みにいろいろ拡張できる
独自形式のテキストをあとで Markdown に変換することを考えるなら程々にするのが良さそう
本当に必要なものを吟味して機能追加がされているようで Youtube や Google マップ は記事埋め込みに対応しているが、それ以外の Twitter や他のページのリンクを辿って記事に埋め込んでくれるような機能はない 記事は全て JSON でエクスポート可能なので定期的にバックアップをまとめて取ったり、期ごとに集計するなどはやりやすい
階層構造を考えたりしない、リンクで記事が繋がってれば良い、厳密な運用を求めない人にはぴったりのサービス
Google サイト翻訳とは相性が悪く翻訳結果が崩壊する ので記事をコピペして翻訳するか原文を取得して翻訳するとよい
ちなみにタイトルが URL になるので slug を設定しようと思うならタイトルに日本語は使えないぞ
下書き機能はないからそれっぽいことをしたければ下書き専用の Scrapbox をもう一つ作ってコピペしてくると良い
今のところ一番メインで使ってる
有料版だとドメインを設定できるが価格は調べていない
静的サイトジェネレータ
なんでもできる、が、何かをするにはなんでもやらないといけない
ジェネレータのテンプレート(ボイラープレート)を使うとある時点のスナップショットをコピーすることになるので基本的にアップストリームの更新や機能追加には追従できないと思って使うこと
対応するプラグインを適切に使えば追従しやすい形に落とし込むことはできるので見えない腕の見せ所
エンジンを選べばめちゃくちゃ早いサイトにすることもできる
記事は多くの場合 Markdown を使って書くことになる
Gatsby や VuePress を使うと記事中に独自の拡張を埋め込んだりもできる
最近自分のサイトは React を触りたかったので VuePress から Gatsby に戻した
昨日今日で移行できたと思ったら使った仕組みにページネーションがなくて泣きそうになってる
Netlify CMS とGithub のプライベートリポジトリを組み合わせるとそれっぽいCMSとして使うことができる 一度準備ができてしまえばなんでもできる「俺の城」が手に入るが、運用に手をかけたくない、コンテンツだけ思いついたときに書きたいというような用途ではとてもおすすめし難い
記事の生成元にWordPressを選んだりRSSを使ったりすると解決するかもしれないが併用する機構の面倒は見る必要がある
自分の場合たぶん記事の流入もないので更新はほとんどしておらず、他のサイトに投稿した内容のバックアップになりそう
dev.to
日本語でも投稿している人はいるみたい
以前話題になったようにページの preload などが走っていて動作はとても機敏
コードを貼り付けたりするなどの機能はしっかり存在する
コンテンツの所有権はユーザーにあるという意気込みなのか Canonical タグが設定できる
海外版の Qiita といったところ
アカウントはあるものの投稿はたぶんしてない
記事のエクスポートは可能
Medium
海外の綺麗なブログサービス
サービスの公式ブログとかが採用しているケースがある
検証のみで終了
note
アカウントはさっき作った
記法は独自の WYSIWYG エディタを介してのみできるがうわさではHTMLをねじ込めるらしい...?
データのエクスポートは今のところできないが、中の人の書き込みを見るに1年以内には実現したそうな感じがあった
いざとなれば何を使ってようと引き抜くことはできると思うのでまぁという気持ちもなくはない
コードブロックを作れるのでエンジニアブログにも使えると思うし実際そうしてる人もいる
自分の持っているストアや他のコンテンツにリーチさせたいとかそういう使い方にも対応している
独自の機能として投げ銭機能があったり、投稿を束ねるマガジン機能 があったりする
投稿の時間を過去の日付に変更するようなことはできない (過去記事の移行などには注意)
続き物を書いたり、書き物でマネタイズしたい、コンテンツが既にあるクリエーターなどには良さそう
ドメインを設定するには note pro (5万円/月) への加入が必要
現在検証中 知らんけど
Tumblr
一瞬使ったこともあったが今はアカウントがない
Markdown で記事を書くように設定することができる
自分の所有するドメインをカスタムドメインとして無料で設定することができる
エンジニアブログに使っている人やサービスもある様子
mixi
一瞬だけ日記として技術ブログをここに書いたこともあったけどそういうサービスじゃなかった
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たぶんこれでおしまい。結構いろいろ触ってきたけど今のところしっくりきてるのは Scrapbox。 ただ Scrapbox は 雑記メイン & ブログは機能的にどうしてもサブになってしまうなのでブログの自分的な最適解を何かを見つけたいところ。
ちなみに静的サイトジェネレータをここ2日触ってて思ったのが、準備がやっぱり大変なのと Netlify CMS が便利とは言え編集にかかる処理が軽いとはとても言えないので常用はしないかなという感想になりました。
ひとまずしばらく note を触っていろいろ考えてみることにします。