03❌SCENE-003<>
「色々調べてみたんだけど、最近はスライムを使うのが普通らしいよ」
そういって仁がおもむろに取り出したのは瓶詰めのスライムだった。
ダンジョンにいるような、雑食で色の濁ったやつじゃない。愛玩用に飼われているような、植物の栄養剤とか、そういう混じり気のないものばかりを食べて育ったことが一目瞭然の、ゼリーのように透き通っていて綺麗な個体《やつ》。
「何の話?」
「アナルセックスの準備の話。薬とかウォシュレットを使って洗浄するより、スライムを入れた方が簡単だし気持ちいいし、ナマでヤっても後始末が楽だから、最近はもっぱらスライムを使うのが主流なんだって」
「調べて……わざわざ買ってきたの? それ。ここにテイマーがいるのに?」
「これはダンジョン産のモンスターじゃなくて、錬金術師が作ったやつなんだって。一週間くらいで死んじゃうけど、入れてる間はトイレの心配がないから、泊まりがけでダンジョンアタックするような探索者も結構使ってるんだってさ」
「ふ、ぅん……?」
「スライムだけでも充分らしいけど、一応錬金術師が作ったちょっといいアナル用のローションも買ってきたけど。どうする? さっそく今日試す?」
「う、ん……」
「じゃあ、シャワー浴びてきて。スライムは説明聞いてきた俺が入れるから、姫は普通に体洗うだけでいいからね」
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「姫、お尻あげて」
「流石に恥ずかしいんだけど……」
「狼とキスでもしてたらいいよ。気が紛れるだろうから」
「うぅっ……」
カパッと瓶の蓋の開いた音がして。仁を手伝うよう、狼が私のお尻を左右から掴んで広げた中心に、スライムの入った瓶が押しつけられる。
「つめたっ……」
ひんやりとしたスライムが、あなるのまわりをペタリと覆って。ナメクジが這うようなゆっくりとした動きで、皺をかき分けるような動きで穴の奥へと潜り込んでくる。
「んっ……うぅっ……」
痛みはなくて。
スライムが冷たいはずなのに、なんだか熱い。
私のお尻にスライム入りの瓶を押しつけたまま、仁が片手でくちくちと膣口を浅くかき混ぜてきたから。気が散って、お尻の感覚に集中できないのが、多分いい方に作用していた。
「なんだか気持ちよさそうだね」
「んっ……んぅっ……!」
ほっとしたような仁の声とともに、跡がつくんじゃないかというほどしっかりと押しつけられていた瓶が外されて。珍しく、そのまま後ろから、スキンをつけた仁が私のナカを埋めてくる。
「あああぁっ……」
ぐちゅんっ、ぱちゅんっ、と仁に揺さぶられる私のことを、下敷きにした狼がギラギラとした目で見つめてくるから。それがたまらなかった。
膝を立てていられなくなってぺたんっ、と倒れ込んだ先には仁のと同じくらい熱くて硬いものがある
狼のお腹と私のお腹に挟まれたそれは、まだスキンをつけていなかったから。一回が長くでねちっこい仁が満足して私の中から出ていく頃には、私の狼のお腹は、狼が出したもので酷いことになっていた。
「あーあ。どろどろだ。姫、どうする? 本番の前にもう一回シャワー浴びてくる?」
「ほん、ばん……?」
事後の虚脱感でくったりとした私を抱え起こして。仁は自分の体が汚れるのも構わず、お腹に狼の精液をベッタリとつけたわたしのことを抱きしめた。
「あなるせっくす、するんだよね? 時間的にそろそろ大丈夫な頃だよ」
色々な体液を適当にタオルで拭って、今度はちゃんとスキンをつけた狼の上に下ろされて。
ぐぷぐぷと呑み込み、狼の上にペタンと座り込んだ私を、腕を掴んできた狼が自分の方へと傾かせて。自重で深々と咥え込んだ怒張がグリグリと奥を捏ねてくる。
「あぁっ……」
ビクビクと震えた私が下から啄むよう、狼からキスをされているうちに。仁はあれほど渋っていたのが嘘のよう、容赦なく、みちみちと私の
アナルにペニスを突き入れた。
「んぅーっ!!」
衝撃で暴れそうになった体は、二人の体で挟まれていて、手足の先が布団を撫でたくらいにしか動かない。
どちらか一人を受け入れるだけでもお腹がはち切れそうだったのに。二人をいっぺんになんてとんでもないことだったんだと、私はようやく気がついた。