言語化する能力
コミュニケーション
ピボット
コミュニケーションについては言わずもがなだが、
アーティストとして必要なのは言語化してピボットすることである。
言語化するということは、差異を吸収することである。
つまり、そのカラスとあのカラスは現実的には別物だが、「カラス」という言葉はその違いを吸収して、
汎用的にカラスを示すことが可能になる。
個別の違いを吸収できるがゆえに、
複数のものごとをひとくくりにできるのが言語化であるといえるが、
演出においては、やりたいことの当初のイメージ(究極の具体)をなんとか言語化することで、 その言語のくくるところの中をピボットできるようになる。
要は、その言語を軸足として、
いろいろな具体的手段を検討することがそこで可能になるわけだ。 安易に言語化することで分かった気になるのもいけない。