記号論の勉強
勉強用の文献
初心者のための記号論
ソシュール系の記号論を中心とした英語の入門テキストの翻訳。
訳はあまりよくないが、オンラインで日本語で読めるテキストとしてはかなりいい。
エーコ『記号論I・II』池上嘉彦訳、講談社、2013年
パース系とソシュール系(イェスムスレウ系)の統合。
エーコの記号論関係の本は数多いが、とりあえずこれ。
シービオク/シービオク『シャーロック・ホームズの記号論』富山太佳夫訳、岩波書店 、1994年
パースの記号論ベース。普通に読み物として面白い。
Winfried Nöth, Handbook of Semiotics (Bloomington: Indiana University Press, 1990).
もともとドイツ語で出版された記号論の教科書。
歴史も含めて細かいことがわかる。個人的にはこれでかなり勉強したところがある。
最重要の人々
フェルディナン・ド・ソシュール
ロマン・ヤコブソン
ルイス・イェルムスレウ
チャールズ・サンダース・パース
チャールズ・W・モリス
物語論
ソシュール系の記号論は多方面に影響を与えたが、その理論的な豊かさを正統に継承している分野としてもっとも重要なのは物語論(narratology)だと言える。
物語論については機会があれば別途まとめる。