ドッグフーディング
「JARLに関連するイベントでないのに、こんなに多く集客している・・・」、10/1の「電波文化祭⚡️サイクル1」会場にて、賞賛されるというより不思議がられた。その理由のひとつが「ドッグフーディング」だ。「自分の作った物を自分で使う事」R16FRが主催するイベントに、R16FR自身も出展すること。
https://gyazo.com/1b7ead721d395e5d6714ac59acd6421e
ドッグフーディング(dogfooding)とは、開発しているプロダクトを、開発者自身が使いながら修正していくこと。Eating your own dog food.ドッグフードメーカーの販売員が客の前で自ら食べてみせ、安全であることを証明したのが由来らしい。初めてこの言葉を聞いたのは、Scrapboxの開発者からだった。 https://gyazo.com/683ddb394cd01f53ea8b8b1acc88fcf6
自分で使わないと、プロダクトに対して他人事になる
解決したい問題が「難しい機能を作っている自分」にすり替わる
そういうのをスパッと止められる
質が上がる
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R16FRが主催する「電波文化祭⚡️」に、R16FR自身も出展することにより、発見した問題点は次回までに修正できる。出展者・参加者からの要望として「聞く」のではなく、自らが電波文化祭⚡️のあり方を「見る」ことができる。電波文化祭⚡️に本当に必要なものを、実装することができる。
https://gyazo.com/c48934195ce8a455b8589dca8a9cbe75
参加者からの要望、出展者からの要望、そして実際に主催者ができることが一致することは難しい。その落とし所を見つけられるのは、主催者だけからの視点ではなく、参加者として出展者としての視点だ。そして⚡️サイクル1を閉会し直後の反省会により、R16FRはより多くの視点を持つことができた。
https://gyazo.com/d9b13666adf7279f843216daf24f2267
昨年7月からR16FRはハムフェアの出展するつもりで活動をしてきた。「電波文化祭⚡️」開催へと進路変更したのは、この活動期間もまた「ドッグフーディング」をしていたからだろう。「ドッグフーディング」の既視感の正体がわかった。「カット&トライ」だ。小中学時代に大好きだった「ラジオの製作」の。
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「もし何かやれる機会があるなら、やってみる価値がある。やれない場合には考えるだけの思考実験でもよい。今の知識では気づかない何かに会えるかもしれない。それも一つの挑戦。やらなければいつまでも何もない」 池上文夫「電波と通信の研究雑記帳」人間の知識の浅はかさ(通信ソサエティマガジン)より
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