葉山的音楽理論
葉山由太郎.icon
こんにちは!小栗研究室B3の葉山由太郎です。
僕の考える音楽理論について書いていきます。
音楽についての知識がなくてもわかる内容(だと思う)なので、難しく考えずに読んでいただけると嬉しいです。
また、この記事をきっかけに音楽理論に興味を持ってくれる方がいたりしたら僕が喜びます。
hr.icon
音楽理論とは
音楽理論とは、
音楽的に聞こえる音程・リズムを作るためのレシピ
だと思っています。
「音楽的」という言葉には色々な捉え方がありそうですが、ここでは「音楽として気持ちよく聴くことができる」という意味で書きました。
レシピなので、完全に従って作れば無難なものが作れるし、慣れてきたらレシピに書いていないことをしてみると面白い曲が作れるかもしれません。
(とは言っても、ほとんど全ての音やリズムは理論として説明できてしまうので、完全に音楽理論を無視した音楽を作るのは逆に難しいです。)
さらに、音楽理論は作曲者それぞれが独自に作るものだと思っています。
ある人にとっては当たり前のように使う音程が、他の人にとっては例外的な扱いをされていたりします。
このようなそれぞれのレシピの違いが、「個性」になっていくのではないかと考えています。
僕は音程の理論が好きなのでこのページは音程についてをメインに書いていきます!
あくまで僕の中の音楽理論なので、一般的ではない部分もあるかもしれないので注意してください。
音階の呼び方
この記事では、音階を英語圏での呼び方で表記します。日本でよく使われている音階(イタリア語由来)との対応は以下のとおりです。
table:音階の呼び方
イタリア語 英語
ド C
レ D
ミ E
ファ F
ソ G
ラ A
シ B
音楽理論は英語での音階の呼び方を覚えるところから始まります。
ラがAと覚えるといいかもしれません。
音程の基本
音程とは、2つ音の高さの差のことを言います。
数え方は「度数」を使い、2つの音の間の鍵盤の数によって度数が決まります。(鍵盤に無い微妙な音にも呼び方がありますが、ここでは割愛します。)
音程は相対的なものなので、数えるには音程の基準となる音(いちばん下の音)を決める必要があります。(この音を「主音」という)
例として、Cを主音とした各音階の度数を表にしてみます。
table:Cを主音とした各音階の度数
鍵盤の数 音階 度数
0 C 完全1度
1 D ♭ 短2度
2 D 長2度
3 E♭ 短3度
4 E 長3度
5 F 完全4度
6 G♭ 減5度
7 G 完全5度
8 A♭ 短6度
9 A 長6度
10 B♭ 短7度
11 B 長7度
とてもよくわからなすぎると思いますが、「そんな呼び方があるんだ〜」という程度で大丈夫です。
主音を違う音にしたい場合、上の表の音階の部分をずらすと正しい度数になります。
音程の理論は基本的にこの度数を使って定められています。
解決
多くの場合、音楽を最後まで聴くと「曲がおわったな〜」という感じがします。
これは不安定な響きから安定した響きに移ったことによる感覚で、「解決」と呼ばれています。
音楽は、不安定と安定の行き来による、解決の繰り返しで構成されています。
よくわからないと思うので、具体例として短いメロディを作ってみました。
https://scrapbox.io/files/69456ce1e753b1238e825c89.mp3
終わったな〜と言う感じがしませんか?
次にこれを聴いてみてください。
https://scrapbox.io/files/69456f546c7d7398f1cd3364.mp3
なんだかまだ続きがあるような気がしませんか?
この後に1つ目の方をつなげたらいい感じに曲が終わりそうですよね。
「解決」に必要な「不安定な響き」と「安定した響き」は音程によって生まれます。
スケール
いざ全部12音を使って音楽を作ろうとしてみると、選択肢が多すぎてどの音を使えばいいのかわからなくなってしまいがちです。
そこで使うのがスケールという考え方です。
スケールとは、使う音の組み合わせのことを言います。
最も一般的に知られているスケールは「ドレミファソラシ」の7音で構成された、Cメジャースケールです。
スケール内の音同士から生まれる音程には役割が決められているため、スケールに従うことで音楽が作りやすくなります。
例として、Cメジャースケールについて軽く説明します。
スケール内の各音階には名前がつけられており、それぞれの特徴があります。
table:Cメジャースケール
度数 音階 名称 特徴
1 C 主音 最も安定していて、最後に使うことで解決できる。
2 D (上主音) 下属音と似た役割を持つ。
3 E (上中音) 主音ほどでは無いが安定感がある。明るい印象がある。
4 F 下属音 浮遊感があり、主音から離れていくときに使う。次に属音を鳴らすことが多い。
5 G 属音 次に主音を鳴らすことで解決感がある。
6 A (下中音) 主音の次に安定感がある。暗い印象がある。
7 B 導音 半音上の主音に行くと解決感がある。
(名称に括弧をつけた音は重要度が低いです。使わないわけでは無いですが!)
とても難しく感じるかもしれませんが、とにかくスケール内の全ての音には役割があるということが理解していただければ満足です。
使うスケールは曲中で変化することがあります。スケールが変化すると、各音階の役割が変わるため、曲の印象をガラッと変えることができます。
よくあるのは、ラスサビの転調です。曲の最後に上方向に転調することでクライマックス感を出すことができます。
他には、1つのフレーズの中で一時的に同じ音階を主音とする別のスケールを使うことで、狙った雰囲気が出しやすくなったりします(モーダルインターチェンジという)。
おわり
ここからメロディやコードの理論に発展していくのですが、とても長くなってしまうのでここまでにしようと思います。
この記事に書いた内容は、音楽理論の基礎的な部分です。
音楽理論の勉強には、SoundQuest(https://soundquest.jp/ )というサイトがとても使えるので興味がある方は覗いてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。