メタバースを活用したまちづくり
メタバースを活用したまちづくり
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はじめに
今回の記事では、近年、注目度が高まってきたメタバースにおける新しいまちづくりの取り組みについて紹介していきたいと思います。 hr.icon
メタバース × まちづくり
メタバースとは、簡単に言うと「仮想空間」のことです。インターネット上に構築された3次元の世界で、自分自身の分身であるアバターを介して自由に動き回って遊んだり、同じ世界の人とコミュニケーションをとったり、商品やサービスの制作・販売といった経済活動を行ったりと様々なことを体験することができます。それらを体験できる場として、「VRChat」や「cluster」などのメタバースプラットフォームが広く利用されています。 近年では、不動産デベロッパーなどを中心として実際の空間をメタバース上に再現し、誰でも気軽にその場所を感じられるような体験やバーチャルとリアルを連動させた新たな体験を創造していくという取り組みが広がっています。そこで今回はメタバースを活用した新しいまちづくりの取り組みとして、私が実際に体験した場所を紹介していきます!
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バーチャル丸の内
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バーチャル丸の内は、三菱地所がclusterのプラットフォーム上で東京・丸の内の街をバーチャルに再現したメタバース空間です。コロナ禍でまちを訪れなくても、丸の内を身近に感じられる仕組みや空間を作ることで、デジタル空間における未来のまちの在り方を提案・検証する取り組みになっています。実際の丸の内の空間が細部まで精密に再現されています。
上の画像は実際の丸の内ビルディング1階のイベントスペース「マルキューブ」を再現したエリアです。映像配信が可能なモニター付きのイベントステージが設置されており、現実世界で開催されているイベントやカンファレンスなどのライブ配信ができるようになっています。
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丸の内仲通りエリアでは、丸の内のメインストリートを自由に散策したり、バーチャル空間ならではのイルミネーション演出などを楽しむことがきます。
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ルーフトップバーエリアは、丸の内ビルディング屋上をイメージした展望スペースになっており、ここでは丸の内周辺の夜景などを楽しむことができます。とてもきれいでした!(実際のビルの屋上には展望スペースはないです)
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バーチャル名古屋駅
(イベントは終了しているため、現在は入ることはできません)
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バーチャル名古屋駅は、2022年12月3日から12月18日まで開催されていた『バーチャルマーケット2022 Winter』の「パラリアル名古屋」内にて展開された、名古屋駅をメタバース上に再現した空間です。現実のJR名古屋駅が3Dモデルで精巧に再現されています。名古屋駅の象徴であるJRセントラルタワーズやJRゲートタワーはもちろん、屋内の待ち合わせ場所として有名な金時計や銀時計、現在は撤去されてなくなった駅前の「飛翔」のモニュメントなど、名古屋駅のランドマークが数多く設置されています。また、様々な企業とコラボレーションしたメタバースならではのコンテンツも展示してあります。
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新名古屋名物のひよこ型スイーツ「ぴよりん」がバーチャル名古屋駅を案内してくれます。かわいいですね。 https://gyazo.com/bcd237016843a5996d7fa0fcde7b83ea https://gyazo.com/fd9399d1c05a4487e85c2178fa01fcf3 https://gyazo.com/14b348b600971c8181296f091434dd21
JRセントラルタワーズのバーチャル・クライミング体験では、タワーズ(約245m)の側壁を簡単なキーボード操作でクライミングすることができます。登っている最中にはパラリアル名古屋の会場風景を眼下に見下ろすことができます。高い・・・
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コンコースには様々な企業や法人とコラボレーションしたブースが設置されています
中京テレビアートプロジェクト「出現画廊」
「ラブライブ!サンシャイン!!」
「信長の野望」
「推し!なごやめし」
まるや本店
矢場とん
スパゲティハウスチャオ
味仙
「名古屋モード学園」「HAL名古屋」
etc…
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ほかにも、リニア中央新幹線や東海道新幹線のバーチャル乗車を体験することができ、車内からメタバース空間の旅を楽しむことができます。
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バーチャルあべのハルカス
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バーチャルあべのハルカスは、近鉄不動産を中心として、高さ300mを誇る超高層複合ビル「あべのハルカス」とその周辺のエリアをcluster上に再現したメタバース空間です。「てんしばエリア」「17階ミドルフロア」「展望台エリア」の3エリアにて構成されており、「リアル×バーチャル」が融合した新次元のまちづくりを追求しています。
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てんしばエリアは、バーチャルあべのハルカスのエントランスです。ここには天王寺動物園のPR動画や広場各所に動物モニュメントなどのフォトスポットがあり、写真撮影を楽しむことができます。また、ゴーカートに乗って芝生広場を自由に周遊することができます。
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17階ミドルフロアには、近鉄不動産、近畿日本鉄道、近鉄百貨店、マリオット都ホテルが展開するブースが設置されており、事業に応じた取り組みや情報の発信などが行われています。
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展望台エリアでは、360°に広がるリアルな夜景を楽しむことができます。58階フロアには大きなシアターがあるスペースも設置されており、イベントなどで活用されます。
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さいごに
いかがでしたでしょうか!ここで紹介した以外にもメタバースを活用したまちづくりの取り組みはたくさんあります。リアルでは体験できないメタバース空間ならではの体験やリアルとバーチャルが融合した新たな体験など、そこでしかできないような体験をぜひ楽しんでみてください!
ここまでご覧いただきありがとうございました!