ibisPaintについて
ibisPaintについて
https://gyazo.com/c4088fcf67d5c485ef38955149a58021
はじめに
小栗研究室B3の西山海です。今回の記事はibisPaintというお絵かきアプリについてです。 私はTGSで作成した獅子奮迅にて、主にUI周りのデザインを担当しました。議事録的なものを書こうとしたのですがそれはまた別で上がるみたいなので、今回はデザインする上でお世話になったibisPaintの機能などを自分なりにまとめてみます。 ibisPaintの知名度がどれくらいなのかは分かりませんが、自分も今回初めて使ったので、あくまで入門編と割り切って読んでいただけたらと思います。
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ibisPaintとは
アイビスペイント(ibisPaint)は、「作画工程を動画にして絵を描く楽しさを共有したい」というコンセプトから生まれた、みんなの『描いてみた』をスマートフォンやタブレットで実現するソーシャルお絵かきアプリです。
要はスマホやタブレットで絵が描けるよーっていうアプリです。
タブレットでタッチペン使った方が断然使いやすいと思いますが、スマホで指で描いても全然描けます。実際、絵描き士でもこのアプリで指で描いている人もいるみたいです。
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様々な機能
ここからはibisPaintの機能をいくつかピックアップして紹介していきます。
ギャラリー
https://gyazo.com/3244e0a8971e2d184460b6db2056d44c
ここでは描いた絵を保存できます。枚数制限は特に設けられていないので、使ってる端末の容量次第ではありますが、多くの作品を保存できます。またギャラリーの作品をクラウドストレージにアップロードすることができ、プレミアム会員で20GB、一般ユーザーでも64MBまで利用可能です。
さらにibisPaintでは描いた絵の軌跡を保存し、再生して鑑賞することもできます。いわゆるタイムラプス動画というやつです。
https://scrapbox.io/files/657bb3dbd50f9b00233c5a06.mov
こんな感じで自分がどういうふうに描いたのかを見ることができます。作成時間も表示されるので、達成感も味わうことができますね(?)
画像読み込み
さぁ実際に描いてみようっといっても、いきなり白紙から描くのは難しいですよね(自分は到底無理です)。なので自分は紙で下書きしたり、ネットから画像を拾ってそれを元に描いていました。
https://gyazo.com/0eed16d4cb4158b4d50b3477328f5a2c https://gyazo.com/90b182b4a41678917df93c8f721ee982
まず赤枠のカメラマークから写真ライブラリにある画像を選択します。今回はネットから拾った画像を例にします。
そしてキャンパスに収まるよう画像を拡大縮小して、位置を調整します。
https://gyazo.com/2c00fa1b621adfa30d110ba82855ba33
画像を配置するとこのようなログが出てきます。これは紙で下書きしたやつを読み込む場合、線画抽出をすると線以外の部分を透明にしてくれるので、アナログで描いた場合は線画抽出をするといいと思います。今回の例のようなデジタル画像ではあまり意味ないので無視して大丈夫です。
https://gyazo.com/3879ad58019eb25b44ac10c6a8c42949 https://gyazo.com/35b6b4ff802a1a8e20dffd9301c8e500
画像を配置したら、そのままでは自分の描いた線と元画像とで見分けづらいので透明度を設定しましょう。自分は大体40%前後に設定してます。
あとは元画像の一個上のレイヤーに書き込むだけですね。
https://gyazo.com/12686cac3a2cc38141043cd8752a6ab6
このように最初のうちはいきなり描くのは難しいので、下書きなり画像なりを読み込んでそれを元に描くのがいいと思います。
ブラシの種類
ibisPaintには様々な種類のブラシがあります。オンラインからQRコードを読み込んで使用できるものもありますが、初期状態だけでも385種類のブラシが使用可能です。ちなみにオレンジ色の鍵マークのあるブラシは、本来はプレミアム会員のみが使えるものですが、30秒くらいの動画を視聴することで18時間一般ユーザーでも使うことができます。
https://gyazo.com/44ea927cedf5d880e51761fa52e30697
また各種ブラシの横にある>マークを押すと、ブラシの太さや不透明度といった設定を変更できます。
先端の太さと不透明度を変えるだけで、同じ線でもテイストが変わって来ますね。
https://gyazo.com/cac543b6304e8b480c34528a448c2185 https://gyazo.com/eac3556e5c8903bf7381005d2e88fbb9
私が今回の獅子奮迅にてよく使ったのは水彩ブラシです。
和風な感じのものにしたい場合はこれがおすすめです。
https://gyazo.com/d19843d8f1c3306f78213bc488a9fe58 https://gyazo.com/87180275f6469962076607a638eb4b6e https://gyazo.com/45094c5cf336201cb01e79f0ee967099
ガウスぼかし
ibisPaintにはフィルターという機能があり、色調整やぼかし、縁取りなど様々なことができます。
今回はそのなかでもガウスぼかしという機能を紹介します。ガウスぼかしとは絵に均等にぼかしを入れる機能です。
https://gyazo.com/cf0fbca35304aa701bb792f876b3d84e https://gyazo.com/9beea75cf3e83036aa7d6e23c9392920
やり方は下部メニューのブラシマークからフィルターを選択し、ぼかしの中からガウスぼかしを選択します。あとはぼかす範囲を半径で設定すれば、こんな感じで均等にぼかしを入れることができます。
獅子奮迅ではエフェクトを作成する際に、このガウスぼかしを使いました。
https://gyazo.com/f1a640b43059c50f1d9401b59e330f72
やり方としては、
①アウトラインを描く ②シルエットを描く ③上からぼかしたい色で塗りつぶしてぼかす ④レイヤーを上にする
https://gyazo.com/db5d9ad45c39ab2acf45a007941b8254 https://gyazo.com/5b53e5f7a1b34aea9ed60067b13cae49 https://gyazo.com/dfc5a2de01d920b540be2ba65aa91147 https://gyazo.com/e2713022a21a03c98905d517a6839ac4
水色の部分も同じです。アウトラインはぼかしたい色と同じにすると、ぼかし部分とアウトラインの差が強調されていい感じです。
https://gyazo.com/235a8f1b30d510e7481d1fb82d3ab1f1 https://gyazo.com/33c2370e79f0d0de0679afb1df1efba3 https://gyazo.com/6c64a614b403173a894ff2bbe6e0b29d
このようにぼかしをうまく使うことで、絵を発光させることができます。
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まとめ
いかかがでしたでしょうか。
今回はibisPaintの機能をいくつかピックアップして紹介しましたが、まだまだたくさんの機能があります。 自分は普段絵を描かない人間なので、他のソフトと比較することはできませんでしたが、初心者でもかなり使いやすかった印象です。無料でインストールできるので、もしこれから絵を描く機会があれば使ってみてはいかかでしょうか。
ここまで読んでいただきありがとうございました。