LIVE2Dを使ってみて
目次
1.はじめに
2.Live2Dとは
3.使ってみて
4.まとめ
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はじめに
私(牧航太)は、ゲーム制作をした際にLIVE2Dを使用しました。 初めて触れた技術なので、とても苦戦しました。なので今回は、実際にLIVE2Dを使って見ての感想などを簡単に綴っていこうと思います!拙い文章ではございますが最後までご覧いただければ幸いです。
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Live2Dとは
とあるように、Live2Dは1枚の絵を動かして作るアニメーションのことです。
現在では、ゲームやVTuber等で使われている技術なので、知っている方や聞いたことある方も多いのではないでしょうか。
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使ってみて
私たちは獅子舞をコントローラーとした和風のアクションゲームを制作しました。
獅子舞は厄を食うということで、メンバーと話し合いながら厄を具現化したようなキャラクターを作成しました。
↓実際に作成したキャラクターです。
https://gyazo.com/b979c8d468481d73de030ebf2ef0cd67 https://gyazo.com/9d369c39abd3ba38dd04b3e8ee544f94
このキャラクターたちの動かし方について、当初はコマ送りのアニメーションを想定していました。ですが、それだと少し面白くないので、どうせならLive2Dを使ってみようということになりLive2Dによってアニメーションを取らせることになりました。
ここからは、私が実際にLive2Dを使用した際の感想や簡単な手順を書いていきます。
パーツ分け
まず細かくパーツを分けてキャラクターを作成しました。
https://gyazo.com/fc5a779497aafca51d734046d73559ce
https://gyazo.com/34eaf318ad489cd44b514533fc3c2334
これくらいパーツを分けておいたので、あまり違和感がない動きをしてくれました。もっと細かく分けることでより綺麗に動かせるようになると思います。
今回はシンプルなキャラクターだったためこれぐらいのパーツ分けで済んでいますが、複雑なキャラクターの場合はもっと細かくパーツ分けをしなければいけません。
Live2D Cubism Editor
Live2Dの作業は、Live2D Cubism Editorというエディターを使って行いました。このエディターでは、psdのデータを読み込んで使うことができます。私は最初、Illustratorでキャラクターを作成していましたが、Live2D Cubism Editorで使うためにPhotoshopにデータを移してpsdで保存しなおしました。
メッシュ割り
パーツを自然に動かすために、パーツごとにメッシュ割りをしました。↓
https://gyazo.com/b83affe90d5ffeb8ad85e0265c86dc9c
パーツごとに点を打っていって綺麗に変形させるための作業です。キャラクターを綺麗に動かしたいなら、ここでサボらずにきちんと点を打っていく方がいいと思います。自動でメッシュ割りをしてくれる機能があったので、あまり動きを取らせないようなパーツはその機能を使いました。それ以外のパーツは自分で点を打っていきました。
パラメータ調整
次にパラメータを調整しました。
https://gyazo.com/5c2471b7db3ccafec327aefd3a0d4f3e https://gyazo.com/4e3c2dff604ddabf63a6b4fc5ac71c7a
対応しているパーツのパラメータを調整していきます。この作業で、どのパーツがどうのような動きをするのか決めていきます。パラメータをちょくちょく動かしながら、パーツの動きを確認して調整していく感じです。今回は少し歪な形をしているキャラクターだったので、瞬きや口の開閉などの調整がとても難しかったです。
アニメーション作成
https://gyazo.com/2e6fb30627ce814f55792150850a17ab
アニメーションは、今までの作業とワークスペースが異なります。今までは、Modelというワークスペースで作業をしていましたが、ここからはAnimationというワークスペースで作業を進めていきます。
今まで作成してきたモデルをワークスペースに配置すると、↑の写真のような画面になります。この画面で、調整したパラメータにキーフレームを打っていき動きをつけます。
使用感としては、AfterEffectなどの映像制作系のエディターと近いような気がします。今まで、映像制作系のエディターを使用した経験があったため私個人としては、操作自体はそこまで難しく感じませんでした。ですが、攻撃やダメージなどそれぞれのモーションを、誰が見ても直感的に理解できるようにしないといけないため、そこの微調整がとても難しかったです。ここの作業はよく他のメンバーと話し合いながら行いました。また、テストプレイをしていただいた方に感想を聞いたり反応を見たりして、都度調整していきました。
そうして出来上がったものがこちらです。
https://gyazo.com/ad07466cbb9dc882fb62ae8920b92d58
これは攻撃モーションです。攻撃が来るということを認識させるために溜めの時間を長くとらせてあります。
書き出し
最後に完成したアニメーションを書き出しました。これらのアニメーションは、GIFや動画、モーションファイルとして書き出すことができます。
私は、このアニメーションをunityで使いたかったため、モーションファイルとして書き出しました。
以上で作業は完了となります。
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まとめ
Live2dを使ってみての全体的な感想としては、難しいです(笑)。操作自体は、さほど難しくありませんでしたが、キャラクターのイメージ通りの動き方を取らせなければいけないので、表情の付け方などいろいろ試行錯誤しなければいけませんでした。
ですが、その作業がとても楽しかったです!
Live2D Cubismの公式さんが、チュートリアルの動画を出してくれているので、制作を考えている方は是非見てみてください。
今回は、Live2Dを使ってみての所感やざっくりとした制作手順などをまとめてみました。ここまでご覧いただきありがとうございました!では!