ChatGPT4とAIプログラミング
ChatGPT4とAIプログラミング
https://gyazo.com/b09446895c5812e63e405d7914ad0960
はじめに
はじめまして、小栗研究室B3の倉橋渉太です。今日は2023年11月30日です。ChatGPTが発表されてちょうど1年が経過しました。 この1年間でChatGPTの影響によりプログラミングの世界では色々な変化がありました。もちろん、ChatGPT自身もたくさんの進化を遂げてきました。この記事では、ChatGPTの最新版の有料機能であるChatGPT4の驚くべき機能や無料版とどれくらい違うのか、そして今後のAIを使ったプログラミングに関して記事にしていきたいと思います。 ChatGPTとは?
ChatGPTは、自然言語処理(NLP)の領域で最先端の技術を駆使したAIモデルの一つです。OpenAIによって開発されたこのモデルは、大量のテキストデータを学習して、人間のような会話を生成することができます。特に、第4世代であるChatGPT-4は、その理解力と応答の正確さで注目を集めています。
ChatGPTは、質問に答える、文章を書く、コードを生成するなど、多岐にわたるタスクをこなすことが可能です。このAIの核心は、何百万ものウェブページ、書籍、その他のテキストソースから得た知識を基に、複雑な言語タスクを処理する能力にあります。 ChatGPT-4とChatGPT-3.5の違い
1. ネット検索ができる
最新の情報がない?そんなことはありません。調べてきてくれます。
間違ったことをいう?調べてきてくれます。引用先もくれます。自分で確かめれます。
プログラミングを実装してほしい?検索して組み合わせて表示してくれます。
2. ファイルの入出力
無料版の場合プログラムをコピペしてChatGPTにエラーを直しなどをお願いしたことはありませんか?ChatGPT-4ならファイルやフォルダをそのまま入力できます。レポート課題の骨組みなどもそのまま出力してくれます。 3. コードを入力、コード生成、自動修復機能
chatgpt code interpreterが搭載されました。一言でいうと、ChatGPT上でプログラムを実行してくれます。つまり、CSVファイルやPDF、その他のプログラムコードを解析してそれに基づいたコードを出力してくれます。コードを渡される前に、ChatGPTが実行をして確認をしてくれます。もし、その途中でエラーが発生した場合は、エラーが発生したのでコードを修正しますとChatGPT自身が修正しだします。それも、エラーが無くなるまで再帰的に行います。 (学校の課題がPDFで渡されているなら一瞬ですね。)
4. 写真の入出力、画像の読み取り
ChatGPTに写真を入力できます。もちろん、写真から文字や情報を抽出して答えてくれます。この機能を使って、写真からWebサイトの制作ができてしまいます。もちろん、画像の生成もできます。ですが、あまり凝った写真や日本語を含む写真は使えないです。用途はサムネイルの作成や見出しの画像生成です。 (授業の資料とかも読み取って解説してくれる。課題も一瞬ですね。)
5. 他社のPlugin機能
他の会社が作った製品とChatGPTを統合できます。有名なところで行くと、CanvaやWhimsical、価格ドットコム、食べログなどがあります。その他にも、論文検索に特化したPluginや図の生成ができるPluginなど何でもできます。できないことのほうが少ないくらいで来ます。食べログなどを使えば食べログから情報を探してきてくれます。 プログラムのレポート課題で画面遷移表を作る機会があったときに、プログラムのフォルダとPluginを使って画面遷移表を作成しました。以下のような画面遷移表を作ってくれます。フォルダを入力するだけでこれが完成します。数秒で。
https://gyazo.com/ecf379d742a604da16b455e2e042c9cd
6. 頭の良さが違う
どれくらい違うの?と言われると中学生と医師くらい違います。正直言葉だと説明が難しいので使ってみるのが手っ取り早いと思います。今まで何回も指示を出さないといけないのが1回でいけるようになります。そんなに変わらないでしょ?と思っていたけど、1回使うとGPT-3.5の回答がとんでもなく頭が悪いことがわかります。信憑性がなくて二度と使えません。3.5を使うなら自分で調べます。ってくらい違います。
AIを使ったプログラミング
1. Cursor
CursorはAIを搭載したCode Editorです。内部では、OpenAIと提携しており、高速なChatGPTを使用することができます。VSCodeの機能を引き継いでおり、VSCodeにAIを搭載した形になります。 Cursorにはファイル読み込み機能とプロジェクト全体を読み込む機能、公式ドキュメントを学ばせる機能があります。これらを使うことで、通常のChatGPTよりも遥かに専門性の高いコードを書いてくれます。 写真を読み取る機能も搭載されており、Figmaなどで作成したワイヤーフレームをそのままコードにしてくれます。
Cursorを使用するとChatGPTが作成したコードをそのまま反映してくれます。もちろん有料ですが開発スピードが大幅に上がります。
https://scrapbox.io/files/6572de7de4b958002216956b.mov
AIにプロンプトを渡すとそれに応じた画面を作成してくれます。
きれいなスタイルのコンポーネントを作成してくれます。また、コードを色々な人に配布することができます。
https://www.youtube.com/watch?v=By9wCB9IZp0
スクリーンショットからコードを作成します。
Figmaなどのワイヤーフレームなどからコードを作成することが可能になりました。
https://scrapbox.io/files/6572de16259f590024df0ddf.mp4
GitHubの公式API搭載コード補完ツールです。
https://gyazo.com/4d855e7dc9e7662a6e9428df0bf78167
このようにAIを搭載したことにより、表現の幅が格段に広がりWebサイトを正浅くするのはとても簡単になりました。
将来的にはWeb制作はAIに任せる日が来るかもしれません。ですが、AIは0から1を作ることは得意ですが1から100にすることは苦手なのでAIの発達により、エンジニアが必要なくなるのではなく、AIを使ってより完成度やスピードを上げれるエンジニアが必要になると思います。
GPTs
2023年11月にOpenAIはChatGPTにGPTsを搭載しました。
GPTsとはChatGPTを自分独自にカスタマイズすることができます。例えば、日本語から英語に翻訳する専用のChatGPTを作成したりすることもできます。
GPTsのすごいところはOpenAPIで定義された仕様書を仕様書を渡すと、それを実行してくれます。つまり、自分の独自のサイトの情報を読み込ませ、データを取得し、それを踏まえて回答をしてくれます。直ぐに自分のサイトのChatBotを作成することができます。
これにより、色々なChatGPTを作ることが可能です。パワーポイントを作成したり論文検索に特化させたりなど色々できます。
最後に
AIを使うことによりこれまでよりも開発速度やクオリティの向上にも繋がります。いまAIの使い方に慣れて置かないと将来新技術の面などでおいていかれるので色々な情報をキャッチアップしていきたいと思います。
※この記事は人間が作成しました。