CCCへの挑戦で得たもの
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目次
はじめに
CCCとは
流れ
作品概要
結果と反省
まとめ
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はじめに
今回の記事は、私が初めてコンテストにエントリーしたCCCについてです。 CCCとは
さてCCCについて書いていくのですが、CCCとはなんだという方がほとんどでしょう。
CCCとは 「Civictech Challenge Cup U-22」 のことです。
略称から略さずに書いてもなんですかっていう話ですよね。大丈夫です!この後から少し詳しく見ていきます。
Civictechとは
シビック(Civic:市民)とテック(Tech:テクノロジー)をかけあわせた造語。市民自身が、テクノロジーを活用して、行政サービスの問題や社会課題を解決する取り組みをいう。(ビジネス+IT より)
この取り組みを実際に形にしてコンテストにしちゃえというものがCivictech Challenge Cup U-22です。
条件としては
解決したい社会課題(分野や内容は問わない)があり、それに対するアイデアを持っている方
自分の持つスキル(プログラミングやデザインを含むがこれに限らない)を、社会課題の解決に活かしたい方
22歳以下であること(学部生であれば浪人・留年などで22歳以上に既になっている方も参加することも可)
チーム開発であること(チーム組成は、エントリー時点で友人知人と予め組んでいても構いませんし、個人でエントリーしたあとに参加者同士でコミュニケーションをとって、チームを組むことも可)
つまり簡単にいうと、「22歳以下を対象としたチーム開発のプロトタイプ開発コンテスト」です。期間としては約3ヶ月程度で、勉強会もあるため初心者の人にも安心なコンテストになっています。そして、大賞を取るとなんとびっくり賞金50万円、企業賞もあってそちらは各10万円。大学生の私からしたら大金も大金。参加するからには賞金をとりましょうよと。
流れ
大まかな流れとしては以下のようになっています。
https://gyazo.com/cc9482683ce3759d681a1d9c483169d4
7月:開会式にオンラインで参加、勉強会の課題提出
8月:アイデアソン、作品の作成開始
9月:中間報告会(オンライン)、作品の提出
10月:ファイナリスト発表、最終審査会
CCCの大きな流れとしてはこのような感じですが、実際には運営の方と定期的にミーティングをし、作品の完成を目指します。また、1ヶ月に1回もくもく&相談会があります。こちらは絶対参加ではなく、困り事などがある方の参加となります。当然、チームのメンバーとも定期的にミーティングをしていきます。作品の提出はできた作品だけでなく、作品解説書や他己評価シートなどの書類の提出もあります。
作品概要
私たちが作った作品は匿名チャットアプリ『SiLec』です。なぜこのアプリを作成したのかというと、大学生が大学の講義中に質問しにくいという社会課題(学生の課題)を打開するために作成しました。このアプリは匿名で教授や講義を受けている人に質問でき、目立たず、気軽に質問できます。
この作品で私は、デザインを担当しました。他のメンバーが開発をやってくれるということで、デザインの経験は全くありませんが担当しました。ツールとしてはFigmaを使用しました。なぜFigmaにしたのかというと、7月での勉強会がFigma指定での課題だったのでそのまま使いました。デザインの担当ということでデザインについて少し見ていきます。
作る上で
既存のチャットアプリを参考にしながら、大まかに作成を進めました。入力欄は画面下の方、自分は右側というみなさんが慣れ親しんでいるであろう形式にしました。大きくこだわった点はありませんが、使いやすく、見やすいといった点に重きを置きました。開発側の意見もしっかり取り入れながら作成をしました。
https://gyazo.com/9ba2c9c560161b0541b542225cf90272https://gyazo.com/691f806acfad6874f837dd0ddbd376a1
アプリロゴ チャットの様子
結果と反省
9月の末に作品を提出し、10月にファイナリストの発表がありました。何組のチームが選ばれるのかもわからない状況で発表の時を待ちました。ちなみに最終審査会は東京で行います(オンラインでも可)。
結果は、、、
ファイナリストに選ばれていました(^o^)
ファイナリストに選ばれたのは35チーム中8チームでした。正直選ばれるとは思わなかったのでとても驚きました。つまり、賞金チャンス到来。しかし、そこからの最終審査会まではとても大変でした。1週間程度でプレゼン資料作成とプレゼンの練習、正直期間短すぎやろと思いました。まぁ文句を言っても期間が伸びるわけではないので我慢しました。最終審査会までほぼ毎日ミーティングをして最終審査会に挑みました。朝、新幹線で東京に行き、軽ーくリハーサルをしていざ本番。
発表はとてもとても緊張して噛みまくりでした(恥)。全チームのプレゼンが終わり、結果発表を残すのみ。個人的に発表やアプリの出来を見ると、何かしらの賞は取れるだろうと思いました。
いざ、発表の時、、、
何も取れず🥹
とても悔しかったです。審査で重要視されていたのが、アイディア力だと感じさせられました。発表の完成度やアプリの出来よりもどんな社会課題を解決しようとしたのか、解決したいという思いがどのくらいなのかと点が何より大事でした。このコンテストは技術力を競うものではないということをここで思い出しました。つまり、技術がそこまでない人でもアイディア次第で、賞が取れる良いコンテストだなと改めて感じました。(でも何かしら賞欲しかった、、、)
最後には企業の人にアドバイスをもらいました。
社会に出たら聞き辛くても質問をしないといけない。だから匿名でなくても質問ができるアプリだといいね。
確かにその通り、文句は言えません。
反省としては、もう少しアイディアに撚りを入れる、社会課題は何があるのか調べるなどが挙げられます。チームとしてはミーティングはしていたが、自分の役割を把握しきれなかった点やそれぞれの作業に期限を設けるのが大事だと思いました。また、他の人の担当部分の知識も必要です。私は、開発側の人の会話に置いていかれることがところどころありました。チーム開発をする上で同じぐらいの知識量はとても大事だと感じました。
まとめ
初めてコンテストに参加しましたが、わからないことだらけでとても大変な3ヶ月でした。私が、CCCへの挑戦で得たものは経験と達成感です。小栗研に入っていなかったらコンテストに参加することはなかったですし、チーム開発もしなかったと思います。CCCに参加したことで、チーム開発の難しさや普段の課題提出とは違う作品の完成度、コミュニケーション能力の大事さを学べました。チームで1つの作品を作り上げることができた達成感を得れたことは、私にとってとても良いものになりました。賞金は取れませんでしたが得れたものがあるので参加して良かったと思います。
https://gyazo.com/0c74baa9abb993c1fd52189de8ffced6
最終審査会集合写真
記事と言えるのかわからないものをここまで読んでいただきありがとうございました!!!