AfterEffectsを使って絵を動かす
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はじめまして、小栗研究室の神谷彩名です!今日の記事は、「AfterEffectsを使って絵を動かす」です。 AfterEffectsの『パペットピンツール』という機能を使うことで、誰でも簡単に絵が動かせるといったことを本記事でお伝えしていきたいと思っています!
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はじめに
まずAfterEffectsとは
クリップからオブジェクトを除去したり、炎を出したり雨を降らせたり、ロゴやキャラクターをアニメーションにしたりすることができます。また、3D空間で動かしたり、デザインしたりすることも可能です。After Effectsなら魅力的なモーショングラフィックスやビジュアルエフェクトを作成できます。SNSへの投稿など、目を引く映像の作成に最適です。(Adobe公式HPより)
つまり、Adobeが提供する、映像を編集するソフトです。
Adobeの映像編集ができるソフトに『PremirePro』というものがありますが、そのソフトにAfterEffectsを併用することで動画のクオリティを上げることが出来ます!
PremireProとの違いは、素材の細かい編集がしやすいところです。
AfterEffectsは、一つ一つの素材を編集しやすい分、長い動画の編集がしにくいといった点があります。
素材をAfterEffectsで編集し、PremireProを使って編集した素材をつなげるという風に主は使ってます。
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今回使う機能
冒頭で記載したパペットピンツールという機能を使っていきます。
この機能は、動かしたい部分にピンを刺し、フレームごとにピンの位置を移動させることで、アニメのまばたきや手の動きなどを作ることができます。
実際にやってみましょう〜
①作業準備
Ae(AfterEffects)の新規プロジェクトを開きます。<コンポジション> から <新規コンポジション> を選択します。
コンポジションはお好みで設定してください。
デュレーション(時間)は長すぎなくて大丈夫です!この図では10秒に設定してあります。
https://gyazo.com/6dcc457ef98c0a2742a16861f3c82001
OKを押すとこの画面になります。
https://gyazo.com/f7fc8f7a558f2a21f3af17677e09add3
これで作業する準備が整いました。
②画像準備
準備が整ったら、画像を読み込みましょう。
・動かしたい画像を左側のプロジェクトパネルにドラッグ&ドロップして読み込み
・左側のプロジェクトパネルをダブルクリックして画像を選択して読み込み
・<ファイル> → <読み込み> から画像を選択して読み込み
このいずれかの方法で画像を読み込んでみてください。
https://gyazo.com/29b7d77e79e4f35a6519401ff011649d
画像が読み込まれました。
今回「いらすとや」の画像をお借りして動かしていきたいと思います。
次に、背景レイヤーを挿入しましょう。
<レイヤー> → <新規> → <平面> から平面を追加します
https://gyazo.com/1c696681dda60b931d10115ae4d3a3a6 https://gyazo.com/00c1c43b430953e6afe7acc13e333203
そして、プロジェクトパネルから画面下部のタイムラインパネルに画像をドラッグ&ドロップします。
この際、平面レイヤーより上に画像があるようにしてください。
https://gyazo.com/770dfcd6d9e3c31a22d647087aa0f5a4
コンポジションパネルに画像が表示されていれば画像の準備完了です!
https://gyazo.com/a36c1c982604a8e2226a8364b789bbda
③パペットピンツールに触れる
では実際にパペットピンツールを触ってみましょう。
画像のレイヤーを選択した状態で、画面上部のピンアイコンの中にある『パペット位置ピン』を選択します。
https://gyazo.com/a10bd46e28400b024e6998e73777fa4c
動かしたい部分にピンを刺していきます。
今回、髪を動かしたいので、可動域にピンを刺していきます。
次に動かしたくない部分にピンを刺します。
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黄色のところがピンを刺した場所です。可動域付近のピンは多めにしてあります。
④アニメーションを作る
では刺したピンを動かしてアニメーションを作ってみましょう。
タイムラインパネルの赤丸で囲まれた部分を0;00;02;00(2秒)に変更してください。
https://gyazo.com/c214fd4884cff2a1339daf8132aff40b
https://gyazo.com/b9c9eefdb71adc18c99c9f571ba30c16
次に、動かしたい部分のピンをshiftを押しながら複数選択していきます。
https://gyazo.com/de8c63a8915baa83101eb9ec35272d65
選択したら、毛先部分のピンを横にずらしてみましょう。
https://gyazo.com/fdf7412b8bd26358339453db9361da95
こんな風になりました。
毛先より上の部分を調整していきましょう。
https://gyazo.com/cebf199d4c465f3ddbedfae190114b05
スペースキーを押して0秒から2秒の間でどうなるか見てみてください!
無事動いたと思います!!
時間を設定してピンを動かすとキーフレームが押され、その前のピンの位置から指定したピンの位置へと移動するようになります。
2秒ごとに動きを設定するとこの動画のようになります。
https://scrapbox.io/files/65701ff7609454002330360d.mov
1秒や1秒未満の単位で動きをつけるとさらに自然な動きになります。
これがパペットピンツールで絵を動かす方法になります。
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まとめ
今回はパペットピンを使って絵を動かす方法を紹介しました。
他にも色々と絵を動かす方法はあるのでよかったら調べてみてください。
このツールを使うと、今の説明のように髪をなびかせたり、他にもまばたきしたりとアニメーションを作ることができます!下の動画はその一例になります。
https://youtu.be/JQ4M7Viq-oE?si=v23n5r67wMTcy0zn
文字では伝わりにくい部分もありましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!