第21回観光情報学会全国大会にて発表しました「地域文化財のメタバース観光活用に向けた事例調査と考察」(2025-06-29)
第21回観光情報学会全国大会にて発表しました「地域文化財のメタバース観光活用に向けた事例調査と考察」(2025-06-29)
初めまして。愛知工業大学小栗研究室4年の茂森英斗です。
6月28日,29日に京都橘大学で開催された第21回観光情報学会全国大会にて研究発表をさせていただいたのでそのご報告をさせていただきます。
https://gyazo.com/2f4c166ebdd6e751fdd1f9d4c73a5ab1
発表タイトルは「地域文化財のメタバース観光活用に向けた事例調査と考察 〜clusterおよびVRChatにおける文化遺産コンテンツの調査から〜」となります。
研究概要
文化財を広く発信共有するための手法の確立、VR空間上で体験可能にすることで新たな鑑賞方法の提案を目的とし、VR上でのコンテンツ(ワールド)の現状を把握するため調査を行いました。
調査方法としては、既存のプラットフォームであるclusterとVRChatを中心に、「文化財」「観光」などをキーワードに検索、該当するワールドを10項目で評価しました。
※cluster,VRChatは誰でも自作したワールドを公開することができるサービスです。
調査項目はいいね数や訪問回数など客観的に評価できるものから、ワールドの品質やスキャンの品質など主観的になってしまう評価があります。
https://gyazo.com/a97984d0a49680397da367ff98d8140e
https://gyazo.com/ed581594caddea299f4e9e9849484b42
調査結果は以下のようになりました。
いいね数と訪問回数はclusterよりVRChatの方が比較的多い
いいね数と訪問回数に再現場所の知名度はあまり影響しない
3Dスキャンを活用した際に生じるノイズ(歪み)はいいね数や訪問回数にあまり影響しない
など
今後は調査からわかったことを参考に、文化財のスキャン、ワールド制作を行なっていきます。
感想
今回初めて学会での発表を行いました。発表が苦手なのでどうなるか不安でしたが、無事終えることができました。動画を多く活用したので楽しみながら聴いていただくことができたかなと思います。
他の方々の発表も聴きましたが、レベルの違いを実感しました。面白い研究を行なっている方も多く、楽しく過ごすことができました。
#対外発表