心の理論的問題
よーく考える,図に描くことで理解できる
自閉症の子は、年齢を追うごとにサリーとアンの課題など心の理論のテストの正解率はあがる
ただし,それが日常の「他の人の気持ちを推し量ってコミュニケーションを営む」能力に結びつかない
心の理論の理屈はわかっていても、それが日常で使えない
この人の子どもの場合
IQは高く学校の勉強にも特に困難を示さなかった
4~5年生まで心の理論課題で正解がわからなかった
その後、心の理論課題で正解がわかるようになった
しかし,日常会話で「相手にも自分と違う気持ちがある」がわかっていない場面が多く見られる
例
友達の誕生日に自分が好きなゲームを買ってプレゼントしようとする
「自分がこれをもらったら嬉しいから、あの子もそうに違いない」
「映画」や「まんが」では見事にストーリーや登場人物視点の心情を理解していた
ストーリーに必要な要素を強調して提示される
例
皮肉で顔を引きつらせながら「おめでとう」という登場人物が、背中からのショットでは背中の後ろで握りこぶしを作っている
そのシーンの理解に必要な俳優がアップになる
→「注意・注視を向ける先」=ソーシャルキューを自ら見つけるのが苦手なのが、自閉症の人達が心の理論獲得を阻んでいる要素の一つ? 他者の表情や声のトーン、しぐさ等からその人の感情を読み取る手掛かり
「空気を読む」事に必要な要素
「自閉症の人は、他の人の気持ちが理解できない」は、ソーシャルキューを見つけられるスキルを獲得する事で一歩前進する?
ソーシャルキューへの注視をや理解を増やすには
映画を使ったソーシャルスキルトレーニング(SST)
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