十二人の怒れる男
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【監督】シドニー・ルメット
【脚本】レジナルド・ローズ
【出演】ヘンリー・フォンダ
【音楽】ケニヨン・ホプキンス
【撮影】ボリス・カウフマン
【美術】
【製作】レジナルド・ローズ, ヘンリー・フォンダ
【制作会社】
【編集】カール・ラーナー
【配給】ユナイテッド・アーティスツ
【公開】1957
【上映時間】96min
概要:
議論とはどういうものかについてよく知ることができる。皆が議論のルールを共有し、守っている(戸田山和久/思考の教室より)
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個人的に、俳優に注意を払ったことはほとんどなかったが、この作品は12人の俳優それぞれの「顔」がかなり個性的で印象的だ。インパクトがある。本来、俳優や女優はこのようなインパクトを目指すべきなのではないかという気がする。もちろん、全くの非個性的・クセのない・記号的な人も必要ではある。最近はどちらでもなく、ただその世代のイケメン/美人の基準にあった人なら誰でもいいと後付けでキャスティングされているように見える。「この人でないと」という人をほとんど見かけない。
ある一室から一度も場面転換がされず、ただ人々が延々と議論しているだけの映画だが、なぜか緊張感があり画面から目を離せない。すぐに退屈するかと思ったが、むしろ逆だった。スリリングで手に汗握る展開に思える
いっとき感情的になる人もいるし、早く帰りたがっている人も多いにもかかわらず、皆結局は素直というか、議論の骨格を崩さない。こちらの方がより真実らしいと思ったら素直に主張を変更する人が多い
聞き入れる必要がないとみなした”意見”についての人々の反応もよい
参考
日本のいちばん長い日
十二人の優しい日本人
教室で観るルメット版『12人の怒れる男』
視聴 : 2020/12/2
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