ワイルドバンチ
【脚本】ウォロン・グリーン, サム・ペキンパー
【出演】
【音楽】
【美術】
【制作】
【制作会社】
【上映時間】143min (kana.iconの見たディレクターズカット版)
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馬でかけてくる→上のような静止画がはさまる、という感じのオープニング
4人が馬で走る→子供たちが映る→子供たちは、蟻が蠍をくっているのを見ている
禁酒法?
牧師が、酒は悪だと演説している
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あらーいいわね…、アメリカ的なたてもので...
どうやらここはテキサスらしい
禁酒同盟の行進
しかし、道がぜんぜん整備されていなくて、マジ、砂
最初のシークエンス、面白いけどなんでこうなっているのか、なぜ撃ち合いをしているのか、なんにもわかんないんだよな
しかしこう、ガシャガシャものが壊れていって、人も倒れまくって、派手やなあ
パレードの人間もガンガン死んでいく...
スローモーションで馬や人が倒れていく
蟻とサソリが争っているところを上から焚き火する子供たち...
「強盗逮捕のためだ」
ええっ、強盗逮捕するためにはあんなにころしてもいいとですか...
埋葬もしてやらずに去っていく人々
この人たちいったいなんなんだろうな、保安官かなにか?
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賞金首を殺すために、囚人を使っている
「人をころして金を貰って気分はいいか?」
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このそこそこ善玉っぽいやつが主人公か?
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馬 たのしそう
ああ、カーキの服の人々が強盗団で、この人たちを獲るためにあえておびきよせたのか
「我々の時代はじきに終わる」
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メキシコに行ってみたり、途中からなんか旅みたいになっている
新入りの出身の村 -> 将軍のいる街
みんな貧しそうだ
こうやってすぐ女殺して、最悪なんだよな
未来のない村出身で、将軍に見初められてってなったら、強盗団で活動していて自分の近くにいてくれない男なんて無視にきまってるじゃん...自分の行いを反省してくれ
もしそのこと自体にはかわいそうに思ったとしても、逆恨みして殺すのはまじで意味わからんのよ...
汽車のシュッシュッって音だけがなっているなか、そうっと汽車を盗むシーン、なかなか緊張感があってよかった
この音の感じがよかった
うまく盗みには成功するものの、追手に読まれていて追撃される
しかしこの追手、馬である...
馬で汽車を追っかけるのなんだかおもしろいな、新旧移動手段って感じで
もちろん追手はおいつかないわけだ
この汽車シーンは1h15minくらいだから、ここまで1hくらいなんだかよくわからんかんじだった
まあ、暇って感じ...
一応、メキシコの政治問題みたいなのは出てくるんだけどね
しかし、「オトコの世界」 を描くときってどうしても女が性的対象にされなきゃならないんだろうか?
あまりに客体化された形で女の体がでてくるのがまじできつい、時代的にはしかたないけど
だからこそこの、鉄道強盗と兵器泥棒の間の1hが辛かったのもある
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パイクたちの逃げるシーン、劇伴も相まってちょっとたのしいかんじ
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すっげー寄るじゃん…
そんなに重要シーンだったかな、汽車の頭が激突していたけどそんなに被害出ていなさそうだった
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橋崩れ、馬おちるシーンなんかうける
爆発のシーンは、なんどもアングル変えたショットが映る
ちょっと、強盗団のリーダーと追手リーダーの外見の区別がつかないせいで、流れが追えない笑
強盗団、みんなでガハガハ笑うシーンが多くて、なんか普通に楽しそうだ
パイクの元仲間で追手のリーダーはなかなか難儀そうだ...囚人、シロウトだから銃がヘタクソでな...
ところで、この人は主人公だと思っていたのだけど、この映画って主人公概念はなさそう
別に、だれの内面もとくに描かれはしないし、(登場人物の) 心理にはそんなに興味ないタイプっぽい、かなり抽象的なような気がする
アパッチVSメキシコ人
これもメキシコ人は馬で、アパッチは鉄道だから分が悪い
「クズばっかだ」
追手のボス、やたらと自分の部下に厳しい
たしかにシロウトだし、犯罪者ではあるんだけど...
それに対して、パイクは「老いぼれおいてけ」 って部下がきれてても「まあまあオレたちは仲間同士協力してこれまでやってきたじゃあないか」 とかなんとかいって老いた仲間を守りつつ若い仲間もうまくいなしてしまうし、リーダーがどうあるべきかしっかり分かっているかんじだ。仲間も基本的に雰囲気がよくて、人望もある
1h38min~の、武器をメキシコ人に引き渡すシーンのカット割はきれいでかっこいい
なんかわりと子どもが出てきて、かなりビミョーな顔で野蛮な (銃撃とかの) シーンを見ているわけなんだけども、これはなんなのだろ
なるほどね、女を殺したエンジェルは、その女の親に密告されて将軍に捕まるか。かなりむちゃくちゃな世界だけど、因果応報はあるんだね。
まあまあかわいそうなことに、仲間にも見捨てられる
見捨てたほうの仲間もメキシコ人だから...
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鉄道との関係
パイクたちは馬に乗れなくなったやつはさっさと見捨てるか殺すかって感じだけどあまり残酷なことはしないから、メキシコふうの愉快な音楽が流れるなかでエンジェルが引きずられるのを見てめちゃ引いてる 陽気な曲と顔のギャップがなんかうける
しかし、売春宿で金払わないのマジで最低だな、ちょっと見直したところもあったけど...やっぱりクソじゃねーか
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ここの歩いていくシーン超かっこいい、
そんでもって、「金払え」 言われているシーンでの「行くぞ」 はここで死ににいくということなんだよね、みんな顔の演技がうまい
しかし、なんか肝心の破壊爆発シーンが毎度毎度ワンパターンにしかみえないんだけども
ただ、そのなかでだいたい、怯えるこどもたちや女性、非戦闘員の男性なんかがしっかりカメラに納まっている
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パイクの銃を大事そうにもっていく
兵士たちの銃を盗む部下 (仮) とは対比されている
パイクが死ぬときに「死ぬな...」 みたいなまじ無念そうなメキシコ系のパイクの部下もだけど、なんかこう、パイクに人生賭けた男のブロマンスじゃん...
しっかしまあ囚人たちの南部英語具合やばいね、かんぜんにAin't 言ってるわ
まあ当然だけど強盗団は全滅する。
囚人と対比されているように完全な悪人ではないけども、まあこれまでのミソジニックなふるまいをみてもわかるように完全に善玉でもなくて、さらにその時代の新しい価値観と折り合いがついてないから最後には死んじゃうわけだよね
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孤独なソーントン
とおもいきや、サイラスが生きていて、「昔どおりとはいかないが、一緒にどうだ?」 と彼をさそう、お互い笑いあって、ソーントンはまたサイラスらとともに行動するようになる
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銃を持った4人が最後のドンパチのために歩いて行くシーンめちゃくちゃかっこいいね、これはみんなやりたくなるだろうなあ。
時代遅れの、だけどそれだけでそれなりに気のいい男たちの、消えていなくなるまでの話だ
禁酒パレードや、鉄道との対比
まあ、昔はよかった的な人間が湧きやすいテーマでもあると思うけどね
戦いのシーンがかなり思い切った感じで、逆に笑えてくる、だけど合間に挟まれる非戦闘員の顔つきがかなしい...
オープニングもとてもかっこよかった! 馬できて、パッと止まってエフェクトかかった画面でキャスト紹介ってのクールだよね
イスピードの銃撃戦で、そこにちがう時間を作り出す。『ワイルドバンチ』の序盤でいちばん印象に残っているのは、男が撃たれて屋根の上から落っこちるシーン。もちろんハイスピードなのだけど、地面に落ちるまでにいろんなシチュエーションを挿し込んでいる。同時進行であちこちで撃ち合いをやっているから、それらを挿し込んでいく。そこにシビれた。いま思えば、これは時間を表現しているんだよ。撃ち合いなんて、理屈で言っても、1分もつづく撃ち合いなんてなかなかないわけだ。たとえば距離10メートルで撃ち合うという1分にも満たない状況を、映画としてどれだけ豊かに引き伸ばして見せるか。つまり、映画監督として時間を自在にコントロールする。それをペキンパーは最初からやっていた。
OPシーン見返していたら、蟻がサソリを獲るシーンは、圧倒的な数の暴力のもと (メキシコ政府兵) 、うちたおされてしまうパイクたちを暗示しているのかもしれない
2021/12/25
冒頭の鉄道強盗->屋根から囚人たちが狙うシーン、囚人同士が「レッドネック」 言ってる
2021/12/25
冒頭15分の情報量めちゃくちゃおおいな...これはついていけないわ
まじでいろんなカットが入ってた、ソーントンは最初から、犠牲が出るのを知っていて嫌がっていたね
2021/12/25
たしかに、押井の言ったとおり、屋根から落ちるあいだにたくさんの出来事が起こっている一連のシーンはおもしろい。
同時並行的にいろんなことが起こっているって理解でいいのかな。
2021/12/25
どうでもいいけど、スターバックスホテルとかいうのがある
2021/12/25
バンチの人々は不遇を味わっているわけだが、囚人たちやメキシコ政府軍といった、より野蛮的なというか、統制の取れていない残虐な人々がのさばるようになっている
2021/12/25
メキシコ系のメンバー (たぶんNo2?)のダッチはいい味だしているな。チームの良心みたいなところもある。表情がいい。表面上、チームを守るために切り捨て行動をしても、パイクと同様誰よりも仲間を気にかけている、みたいな顔してる
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1969年は月面着陸、黒人の公民権運動、など。
イージーライダーなんかもこの年で、価値観の変容にたいなものを人々はつよく感じていたのかもしれない
メキシコが関心を持たれていることに驚いた、けどテキサスとメキシコの関係性を考えると、あるいは取り上げられているメキシコ革命とアメリカの繋がりを考えるととうぜんか この間、アメリカの大使は当初、革命の進展を危険視してウェルタ将軍に武器を援助し、そのクーデターを支援したが、その後将軍が独裁化する傾向を見せると本国のウィルソン大統領はウェルタ政権不承認に転じ、援助をストップ。これはいわゆる宣教師外交(民主主義を教えてやるという意味)と称するアメリカのラテンアメリカ外交の失敗であった。アメリカはウェルタ軍に圧力を加えると言う口実で海兵隊をヴェラクルスに上陸させたが、それはかえってメキシコ民衆の反米感情を強めることになった。
このあたりがマパッチのあたりでは取り上げられている?
ペキンパーは本作品でスローモーション撮影と当時のカラー映画最多の3600カットを駆使し、アクション映画における暴力描写に新境地を切り開いた。特に6台のマルチカメラを用いて11日間ぶっ通しで撮影されたというラストの壮絶な大銃撃戦は、「デス・バレエ」(死のバレエ)、「ボリスティック・バレティックス」(弾道バレエ)などと呼ばれ、後続の映画製作者たちに多大な影響を及ぼした。
wikipediaから。脚注がついていないからほんとうかどうかはあやしいけど、11日ぶっとおしはやばいね...
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