ボウリング・フォー・コロンバイン
https://gyazo.com/3108ae0a9e8f0cbbacf282396c6a6f4c
【公開年度】
【監督】
概要:
銃とアメリカ社会
2002年におけるアメリカでの銃犯罪犠牲者は1万1127人
一般市民の銃所持が認められている
合衆国憲法修正第二条
現在も銃所持の必要はあるのだろうか?
NRAやメーカーの政治的圧力ではないのか?
kanasnote.icon実際、大統領選の支援をするなど、かなり政府と癒着している
kanasnote.iconアメリカでは、主な大企業に武器製造業者が多くラインナップしているという状況もある
ムーアの質問に満足な答えを出せない(実際、言い訳ばかりしている)当時NRA会長だったヘストン(ハリウッドの名優でもあった)
kanasnote.iconアメリカでは俳優が政治家になってしかも人気があるパターンが多いな…。日本ではアメリカほど成功している議員はいるだろうか?
銃乱射事件と「ボウリング」
犯行前にボウリングをしていた少年たちへのマリリンマンソンやゲームの影響は声高に語られるが、ボウリングは挙げられないのはなぜか?という皮肉
人間の形に似ており、射撃練習につかわれることから
「恐怖の文化」
人種的マイノリティや黒人への恐怖(暴動・反乱)
ヘストンも、銃犯罪の多さに対して「いろいろな人種がいるから」と漏らす
kanasnote.icon映画内では、サウスパークの絵柄で酷い皮肉に彩られたヴィデオが挿入されていてウケる
暴力とメディア
メディアの恣意性
メディアは取り上げる犯罪を意図的に選択している
黒人男性による暴力的な犯罪や凶悪犯罪は数多く報道されるが、企業犯罪は「地味だから」TVドキュメンタリーでも扱われず、報道もされない
表現方法
事件が起こると、ロックスターや番組(サウスパークのような)が指摘されることが多いが、政府の行う暴力(戦争介入など)はひとつも言及されない
テレビとジャーナリズム
ムーアの意図的な編集への批判もある(実際、コロンバイン事件の時のNRA大会は「敢えて」行われたわけではない)
アポなし取材という方法
kanasnote.icon
銃がもらえる銀行口座(ミシガン)
書類には人種の表記がひつよう
「人種は大切だわ」と話す担当者
精神疾患の表記
犯罪に関わったものはアウトだが、それ以外は記述の必要なし
市民軍という文化
国民の義務と考えている人も。「自分の身は(そして家族の身も)自分で守る」
警察に行くより自衛という認識
ホワイトカラーの人々も参加している
女性の隊員も
映画で出てくるような田舎はほんとうにあるみたい
ダイナーのような場所でのインタビュー
「この町は暗い」
銃を同級生に向けて停学(1年間!)になった人も
「国が専制的になったら倒すのは国民の義務だ」
非武装ではできない?ガンジーもそうした(ムーア)
それについてはよく知らない
↑は面白い。人は知りたくないことについては知ろうとしない…
一体、アメリカ人はなにを恐れているんだ?
恐怖・不安をあおるメディア
怒り、憎しみ、暴力は「稼げる」
恐怖を使ってものを売る広告(マリリンマンソン曰く)
白人から黒人への恐怖心
なぜか、民主政権を打倒し独裁者を支援しているアメリカ…
街より郊外に住む若者の銃所持のほうが問題が大きいという事実
コロンバインの他、小学校での銃殺事件も
どちらも、貧しい地域であり、暗く閉塞した環境であったという共通点がある
ムーアのようなポピュラーなジャーナリズムは、利害関係によって自由に報道できなくなっている大手メディアから得られる情報とは別の情報を得られるという利点があるが、悪意のある編集者によって感情を特定の方向に誘導されるおそれもあるのではないか?
銃所持は「アメリカ的」か?
建国以来、民兵が国を守るという体制が取られていたアメリカでは、個人が自警団として武器をとり、戦うという価値観は自然なものなのかもしれない。また、州や政府に権限が集中することを恐れている人々が映画には多く登場していた。