多くの人に嫌われているものをだからこそ好きという、少々過剰な自意識も含んだ消費は今流行っていない
自分の好きなものを嫌いだといわれることを嫌がる人が多い
自分の好きなものをみんなにも好きでいてほしいんだろうか。それとも、単純に嫌われたくないという気持ちが自分のアイデンティティである「好きなもの」にも向いているんだろうか。あるいは、みんなもこれが好きだという保証がほしいんだろうか。
好きのページに載せた現代人にとっての「好き」は、単なる態度感情の枠を超えて、「好きな対象が他人から肯定されることによって自分自身も肯定されているような感覚を得る」という自己肯定の代償行為とか、「同じ対象を好きな人同士で連帯感を得る」コミュニティ的な行為も含んでいて こういうところから来るんだろうか 昔は、みんなが嫌いなものを、だからこそ好きというちょっとした過剰な自意識も含んだ「好き」けっこうあったと思っていて、そういうの消えたんだなと もちろん、それそのものを、だれがなんというかに関係なく絶対的に好きというのは前提ね!!!!
露悪ものを好むとかもそのようなものだと思うし(kana.iconは好きじゃないけど) 良識的な大人が眉をひそめるものを好き、それが自分をまもるシェルター、武装でもある、という時代は終わった。
時代が終わってもこっちは勝手に続けるけど