日本語の単語を4つ組み合わせる
パスワードを覚える必要がある。でも、長いパスワードを作らないと安全でない。
そういうジレンマにあるならば、日本語の単語を4つ組み合わせてみましょう。
覚えやすく、かつ、少なくともパスワードの長さを確保して作ることができます。
作り方
日本語辞書を適当に4回程度開いて単語を選びましょう。
睡眠
関節
携帯
眼帯
それをローマ字に直してそのまま連ねます。
suiminkansetukeitaigantai
これで、25文字のパスワードを生成できました。
長いパスワードですが、覚えるべきは、4つの単語ですから比較的覚えやすいでしょう。
なんども入力しているうちに、自然と覚えてくると思います。
余談ですが、パスワードの強さで考える最初に優先するべきことは長さです。
よく文字の種類を混ぜようということを言われますし、それも大事ですが、まずは長さ。
でも、
文字の種類を混ぜないと不安だ
ルール上混ぜないといけない
という人もいるでしょう。
文字の種類を混ぜるなどする場合には一工夫しましょう。
区切りに数字を混ぜるとか
suimin8kansetu2keitai5gantai
単語の末尾の文字を大文字にするとか
suimiNkansetUkeitaIgantaI
安全性
広辞苑は約25万語収録されているそうですから、この法則で考えられる組み合わせは、
$ 約25万の4乗 \fallingdotseq 250000^{4} \fallingdotseq 3.9 × 10^{21}
となり、≒ 39垓通り以上で、12文字の英数字の組み合わせたパスワードよりは組み合わせが多いです。つまり、12文字以上のパスワードにすると安全であり、(法則がバレても)安全と言えるでしょう。
ただ、「パスワードは4つ単語を組み合わせてるから強いぞ!」などと、わざわざパスワードの法則を他人に言っては自ら危険に追い込むような愚かなことなので、基本的には法則自体を隠すようにしましょう。
文字種の組み合わせも大事ですが、長さが重要ということがよくわかりますね!
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