デザイン思考の歴史-理論パート2
第二の波(1980~1990年代)
学問の分野でブレイクスルーが起きてから、デザイン理論は自分探しのフェーズに移行しました。多くの研究者たちがデザインの認知的側面を考察するようになったのです。つまり、クリエイティブとは何か、どれだけ直観に頼るのか、どれだけ個人的なプロセスなのかといったことです。
この時期に登場したデザインの理論家は、現在でも有名人です。つまり、デザイン理論は自分探しのフェーズからさほど変化していないのです。実際、私たち(研究者と実践者)は、現在進行形で新しいデザインの波を作っているところです。その詳細については、次の記事で説明します。とりあえず今は、1980年代半ばから1990年代半ばまでに作られた理論的なランドマークを見ながら、学問的な旅を続けていきましょう。