サンダイルの文化
サンダイルの世界では、人や動植物、石などあらゆるものにはアニマというものが宿っており、それを利用して様々な効果を起こす「術」が普及しています。術は戦闘はもちろん、日々の生活で行う家事などにも使用されるほど人々の暮らしに溶け込んでいます。
術はだれでも当たり前に使えるものであるため、術の力が弱く、術が使えない人々、いわゆる術不能者は地域にもよりますが、世間から迫害される傾向にあります。
また、鉄をはじめとする金属製品(黄金を除く)はアニマを遮断し、術を阻害する性質があるため、忌み嫌われています。死者のアニマがアンデッド化しないよう、埋葬の際に鉄が入れられる程度にしか使われていません。
アニマは本来1つのものですが、それでは認識しづらく、コントロールできないため、
樹・石・炎・水・音・獣の6種類のシンボルに例えてイメージする手法が確率されました。
術はこれらのイメージをもとにアニマに指向性を与え効果を発揮させるものです。
術の発動を助けるものとして、クヴェルとツールがあります。
クヴェルは先行文明の遺産で、無尽蔵にアニマを取り出すことができます。
ただ、クヴェルの中には人が扱うには強力すぎるものもあり、最悪死に至ったり、アニマが暴走してモンスター化することもあります。もちろん一般に使われているクヴェルは安全に使えることが確認されていますが、遺跡で新たに見つかったものなどは注意が必要です。
ツールはクヴェルを模して造られたもので、現在の技術で生産されるため、クヴェルよりはるかに安価で広く使われています。クヴェルと違い使用回数は有限で、ある程度使うと壊れてしまいます。しかし、ツールの破片はチップと呼ばれ、ツールのつなぎとして使えるため、換金することができます。
理論上はクヴェルやツールなしでも術の発動はできますが、高度な技術が必要で消耗も激しいため、ツールなどを使うのが一般的です。