サガフロンティア2の世界
サガフロンティア2の舞台は「サンダイル」という世界です。
サンダイルは大まかに東大陸・西大陸・北大陸の3地域に分けられます。
東大陸
陸地が南北に長く、地形も変化に富み、様々な気候が混在する大陸です。
全体的に雨量が多いため、砂漠地帯を除けば、ほぼ全域に森林が広がっています。
自然環境や治安の関係から、人口は北部に集中しています。
南端の寒冷地が術の発祥地ということもあり、人々の術に対する依存度は高く、
それゆえに術不能者は迫害され、術を阻害する金属は忌避される傾向があります。
メルシュマン地方
東大陸最北部の地域です。多数の小国家がひしめき合っていますが、
比較的国力のある、バース、ノール、シュッド、オートの「四侯国」と呼ばれる4国が事実上支配しています。バース侯ギュスターヴ8世がフィニー王国建国を宣言し、ギュスターヴ12世がオート。ノールとの戦に勝利してからはフィニー王国が最大の勢力となっています。
テルム
フィニー王国の首都です。美しく整った街並みが連なり、行きかう人々で賑わっています。城は高台に造られ、幾重にもなる城壁に守られています。術の力を重要視する社会であるため、城の周辺には術力の高いものしか住めず、術の力の弱いものは見下される傾向にあります。
ロードレスランド
東大陸の中部地域で、治める領主がいないため、多くの土地は放置されています。
モンスターが生息する危険な土地も多数存在しています。
ハンの廃墟
古代帝国の都の廃墟です。現在は野盗やモンスターが徘徊する危険な土地で観光には向きません。クヴェルを求めるディガーの来訪も多い場所です。
ヴェスティア
アナス川の河口に位置する村です。漁業や農業を生活の基盤としていますが、河川を利用した運搬業も盛んです。また、ハンの廃墟が近いため、ディガーやヴィジランツがよく滞在しています。
ハン・ノヴァ
ギュスターヴ13世が1249年に建設を始めた新しい町です。古代帝国ハンをイメージして造られ、宮殿の前の広場を中心に3区画に分かれた街が扇状に広がっています。
グランタイユ
東大陸の中部、ロードレスランドの南に位置する細長い地域です。樹海などの険しい自然が広がっているため、主だった都市はありません。古代の遺跡が多く残っています。
スヴェドルフ鉱山
アニマに反応する感応石を掘り出している鉱山です。
世界でも有数の鉱山の1つに数えられています。
樹海
グランタイユとロードレスランドの境界に広がる広大な森林です。
モンスターの巣窟となっています。
夜の町
グランタイユ中央の海岸にある町で、1日中夜のような雰囲気に包まれています。
古代帝国時代のクヴェルが稼働しており、街灯が光をともしています。
この地方には統治者がいないためスラム街のような状況で、略奪の対象となることもたびたびあります。
グラン・ヴァレ
東大陸を南北に分断する巨大な渓谷です。古代帝国時代には多くの石橋がかけられていましたが、現在では1本がかろうじて残っているだけです。石橋には関所があり、法外な通行料が取り立てられています。
ラウプホルツ
グラン・ヴァレを越えた先にある都市です。寒冷地帯の入り口にあたりますが、それほど気候は厳しくありません。芸術家が多数住んでおり、文化面での成熟が著しい町です。
ヴァイスラント
術の発祥地として知られる東大陸最南端の町です。周囲は雪に覆われる極寒の地であるため、外部から訪れる人はほとんどいません。各家には炎のクヴェルが代々受け継がれており、暖炉として利用されています。
南大陸
ゆるやかな地形で構成されている大陸です。通年の降水量が少ないため、乾燥した土地が多く、大陸の西側には大砂漠が広がっています。
術の歴史が浅く、クヴェルの発掘例がほとんどないことから、術不能者に対する考え方は寛容です。術が導入される以前は金属が利用されていたため、東大陸ほど鉄を忌み嫌う風習はありません。若干ですが、鍛冶の技術も残っています。
ナ国
南大陸最大の国で、ワイド侯領などの周辺諸国も事実上治めています。
ワイド
ヤーデ伯領の北方に位置するワイド侯領の中心都市です。小高い丘陵地に巨大な城壁が築かれ、その中に町が作られています。安定した海流に乗って大型船も寄港する海運都市でもあります。
ヤーデ
崖の上にあるヤーデ伯の屋敷とそれを取り巻く村々から成り立つ街です。自然に恵まれ、特産のぶどうから上質のワインが作られます。
グリューゲル
ナ国の首都です、インネル川の北岸に位置しています。周辺は乾燥した土地ですが、町の周囲には大規模な植樹がされています。治安は大変良く、よそ者に対する態度も寛容です。
フォーゲラング
南大陸の北西、タウゼント湖のそばにある町です。グリューゲルから岩荒野を越えた先にあるため、旅人のオアシスとして機能しています。南には砂漠が広がっており、土地柄水は貴重品で、タウゼント湖の水は勝手に汲むことを禁じられています。
北大陸
人類が開拓を始めて間もない大陸です。土地のほとんどが手つかずの状態で、人が定住できる集落は数えるほどしかありません。
ノースゲート
北大陸へ移住した開拓者たちが初めて築いた町です。海岸沿いに位置し、港で交易がおこなわれており、北大陸の玄関口として機能しています。周辺には遺跡や洞窟などがあるため、
ディガーの訪問も多くなっています。
開拓村
北大陸の内陸にはいくつか開拓村が点在しており、人々は自給自足の生活を営んでいます。