坂井豊貴『多数決を疑う』
今の投票方式、少数派の権利云々以前にそもそも多数派の意見すらまともに反映できていないんじゃね?という本
ルソーを参照しつつ多数決で決めることに正当性のある事柄とそうで無いものを切り分けたり、あらゆる投票法とそれが適している場面を数量的に比較検討している
とにかくソリッドに問題を切り分けていくことで冷徹に現状のバグを発見するアティチュードが鮮やか
現実的なオルタナティブを示してくれているという意味ですごく勇気付けられる本でもある