オモコロが素材の音MAD
オモコロ関連のメディアを素材としている音MADの殆どは有意にユーモア性がガタ落ちしていると感じる その理由について
加藤「ミームありきではあるからね」
既に含まれる二次情報性
明示的なパロディに限らず、常に別のメディアを参照し続けるような性質がある 基本的にライターは"対象"ではなく視聴者と同じレイヤーに立つ
発表のターンのメンバー以外による揶揄ツッコミや俯瞰ガヤなどもこれの表出と取れる
かなり固有の特徴 ここまでパロディのサイクルが回っている人たちを他に知らない
今のネットカルチャーで最大手のカウンターを素材として扱って(再度カウンターして)も野暮/安直になってしまう
この視点を踏まえてさらにオモコロが素材の音MADの性質と冒頭の所感の関係を説明する
メンバーの言葉それ自体を取り出すのは本質的でない
ツッコミは素材にならない(できない)
メンバーの発言が「その人間の発言であること」という理由で尊ばれることは極めて野暮
散々混ぜっ返される話題だが、彼らはキャラクターやアイドルではないとする
これに関する言及の具体性を高めると普通の悪口になる
「副社長統一だ!!!!」「匿名コンビなのアツい」←はい ←こうなる
近年の「素材×楽曲」形式からくる不自由さ
「オモコロがこの楽曲に乗った音MADになっていますよ」というエクスキューズが当然あるという認識があるはず
結果とりあえずアイコニックな要素をメインに配置することを疑いにくいのではないか
ゼロ年代の音MADとか見るとこの1対1の構図からナチュラルに逸脱することが全く珍しくなくて良い
どうして数ある素材/動画/YouTuberからオモコロを選び取ったのに、面白ワードの復唱にとどまり彼らのユニークさを動画に反映させないのかということがいいたい
そうでなければ ❤ 🗿📻️ / 🍝 / QK ❤ みたいな人間が出てくるわけがない
トリッキーなことをせずおもしろくオモコロを素材にするのは不可能だと思っているかも
このユーモアは素材として取り出せない
拙作「ぼくはジェフだ」について
これはオモコロではなく"ニュースとそのパロディ"が主になるよう調整している
原曲(Bad Guy)が流れる間はパーソナリティの素の発言を使っていない
ニュースサイトの読み上げと「ジェフ」関連人物のロールプレイのみ
笑い声の意味のすり替え
強いて言えば素の発言だった笑い声を演出にすり替えている
動画最後の部分はブレていてこの限りではない
だいぶ反省してる ここは面白くない
やるならここからポテト筋とカリスマインタビュー抜いて、スーパーポテトバトルの写真をちょっと入れるとかでサイト記事要素で固めた方が珍しくて良いだろうな
音声放送と鬼谷の散歩記事組み合わせたのはよかったと思う
同「これ🟥🟩🟦🟨か?」について
これも「彼らがパロディしたもの」をテーマにしている
発言を皮相的に素材にし、彼らの持つ視点とレイヤーの特殊な複雑さ(ここでは絶妙なパロディ)を無視する動きへの明確なカウンターの意思があった ホントはロゴ風の図形ももうちょっと捻って配置したかった
めんどくさくてやらなかったが、元素材の映像をちゃんと出力して左上に小さく置くとかがいいだろうな
使ってない素材
浅草キッド
こち亀
両津か中川かお化け煙突か
GS美神
チーズあんシメサババーガーか主題歌
QBK
インタビューの映像探したけどなかった
グーニーズ
クセがスゴい(千鳥ノブ)
ムスカ
ジョジョ
鳥人戦隊ジェットマンOP
豊島?強いよね
ライフ
五月雨
など
いわゆる「他的オールスター」ではないか
最高ラジオのアーカイブとか、その後の事業が失敗してる案件の動画(リアデュー、モークリーム、ポップリンクスなど)とかが素材にされてたらおもしろいだろうな