SCP-1000-JP 特別回収任務
途中で飽きた。
ということで、このページはネタバレ全開になる予定です。
苦手な人が多そうな内容についての配慮もないです。
ご注意ください。
これはとある小惑星に向かう探査機の付属物。
これの情報を閲覧するには「F5以上の表象領域」とやらが必要。
ちなみに、アイテム番号より上にあるブロックの右下の「詳細」を開くと、「F5表象反応」が云々という記述が出てくる。
このブロックの右上には「継続」と書いてある。
探査機に通信を送ると何故かちょっとずつ小惑星の軌道が変わるので、遠隔操作ができなくなっている。
小惑星の軌道変化が一定のレベルに達したら、付属物は探査機ともども無力化対象になり、保護措置は破棄される。
最悪、天体衝突の可能性がある。
「地球に」とは書いてないのかな?
探査機はその小惑星で試料採集を行う予定だった。
日本天体開発公社のカササギ計画というもの。
財団も出資したりした。
打ち上げたものの、途中で交信が途絶えた。
2年ほど経って復活したが、今度は上述の軌道変化問題が発覚した。
代替シナリオ云々と書いてあるのは、つまり世間にはカバーストーリーを流したということかしら?
なお、通信が復活したときに、小惑星の地表を宇宙から撮影したらしい画像が送られてきた。
何故か日本の山にそっくりな光景が写っていた。
ここからノストロモ計画の記録。
右上に「凍結」と書いてある。
現地に職員を送り込んで、探査機をパネルで覆ってその場に収容する。
「人的資源の回収は行われません」とあり、つまり現地に行った職員はそれっきり。
投入資材一覧
SRAパネル
これを組み上げて探査機を覆う。
SCPに時々出てくるスクラントン現実錨ってやつ。
現実を改変するタイプの異常を防ぐもの……っていう理解でいいのかな?
着陸船 ナーシサス
小惑星に降りるときに使う。
運搬車 ロードジム
小惑星上を移動するときに使う。
作戦スケジュール
搭乗員候補の訓練開始は08/11/28、出発して小惑星に向かう軌道に乗るのは09/06/31。
小惑星に着くのは16/02/02。
7年ほどかかる。
終わったら「搭乗員の終了措置」。
搭乗員は、エージェント ジョーンズ、エージェント アッシュ、ミシマ博士の3人になった。
命を捨てる任務に就く見返りとして、「F4までの表象領域が特別に割り当てられます」とある。
何のことやらだけども、前に出てきた「F5」までは貰えなかったわけだ。
「F5」より下では最大、という見方もできるか。
「特別に書簡を保存すること」が許可された。
要するに遺書やんな。
ジョーンズとアッシュは別のSCPオブジェクトによって異常な状態になってしまっているため、死出の旅に前向きというか、納得している様子。
どのみち普通の人生は戻ってこないし。
署名のない3通目は「君たちを許さない。」
計画の記録の下に、計画は凍結され、探査機の収容は無期限に延期されたことが記されている。
中止ではないらしい。
実はこの下に「オルメイヤー計画は継続されます」云々という記載が隠れている。
前の文章の終わりから次の文章の始めまでをコピーしてどこかにペーストすると、間にこの文章が挟まっている。
ページソースを見ると「size 0%」で書かれていることがわかる。
下部に「接続船ナーシサス受信情報取得クエリ」というブロックがある。
ナーシサスといえばノストロモ計画の着陸船の名前だが、ここでは「接続船」となっている。
ナーシサス「から」受信した情報、でいいんだろうか?
「はい」を押すと「ノストロモ計画(NST+002)およびオルメイヤー計画(OME+001)」のファイルを閲覧できるようになる。
上述の隠し文字をみつけなくても、「オルメイヤー計画」という名前はここで知ることができる。
名前だけ知れたからといって、「並行してもう一つの計画が進行していた」ことぐらいしかわからないのだけど。
なお、ジョーンズの保存書簡にはNST-006、アッシュの保存書簡にはNST-007と番号が振られていたが、無署名の保存書簡はOME-011だった。
「表象の漏洩が認められた場合は」云々という警告も出てくる。
例の「表象」がここでも。
まあ別に「いいえ」を押したって読めるんだが。
何なら押さなくても。
「接続」を押すと、閲覧を許可されたファイル群が表示される。
受信情報を検索。
最初にジョーンズからの通信の記録。
小惑星の地表は日本のある地点を再現したような状況になっていて、空気もある。
現実性濃度≒ヒューム値が非常に高い。
SCPに時々出てくるこの「ヒューム値」というやつの意味をやっと調べた。
自分の現実を押しつけて他の現実を変えてしまうパワーの強さ、っていう感じか。
どこかで「同調圧力をモチーフにしている」というような解説を見たけど、この部分か。
小惑星の地表を「日本のある地点」に変えてしまう、ものすごく強いパワーが働いているということ。
この空間の特徴というか、その「ものすごく強いパワー」が押しつけてくる現実には、「正常である」という要素も含まれているらしい。
異常なものはその影響を受けて異常でなくなっていく。
最後に横長の画像があり、キャプションに当たる部分は「不明なエラー」になっている。
受信情報を検索。
次にアッシュからの通信記録。
探査機はまだ収容できていない。
着陸船ナーシサスから遠いし、標高が高くて、SRAパネルの運搬が困難。
正常にしてくるパワーが強すぎて、ナーシサスが消えかねないため、パネルの半分は食料と重要機材を保護するのに使っている。
現に運搬車ロードジムは一部消えた。
異常なもの認定されたってことだろうか。
残りのパネルも自分たちのテントに使っている。
テントとは書いてないけど言うなれば。
自分たちも消えかねないものね。
パネルの強さにも限界があり、保護していた「リンゴ」が2つ消えた。
その先を見ると、「リンゴ」というのは計画が成功した暁に使う予定だった自決用アイテムらしい。
「終了措置」に使うやつだ。
探査機のヒューム値はそんなにも高いというわけではなかった。
普通よりは高いんだろうけど、空間のヒューム値は高すぎるので。
アッシュやジョーンズのヒューム値の方が高いくらい。
「現実性濃度」と「異常性」は同じような意味なんだろうか?
ここにも横長の画像があり、キャプション部分はやはり「不明なエラー」になっている。
アッシュとジョーンズは正常にしてくるパワーの影響で、外見以外の異常性をほぼ喪失した。
発信位置を検索。
おっと?
何が何の位置を検索してるんだ?
次はミシマ博士の通信記録。
ついに目標を確保した。
ここにも横長の画像があり、キャプション部分は「不正なエラー」になっている。
今回は「不明」でなく「不正」。
探査機を分解してナーシサスに運ぼうとしたところ、剣の形をした補助記憶装置が出てきた。
中に多数の知性反応がある。
これが「表象領域」というもの?
例の「F5」までの表象を保存しているらしい。
「高レベルクリアランス職員を内包」しているらしい。
「表象」とは何ぞやという説明がないので、ここに至っても謎なのだが、職員本人と同等の存在と見做せるっぽい。
異常の中心に位置するのはこの剣だった。
つまりこれが原因である可能性が高い。
確かにSCP-1000-JPは「探査機の付属物」だった。
この剣をSRAパネルで覆ってしまうと、この場を日本そっくりにしているパワーが遮断され、この場が元に戻ってしまう可能性がある。
空気もなくなる。
それはまずいのでナーシサスに収容している。
これがこの場を日本そっくりにするだけでなく「正常に」してくるのは、これに内包された財団職員の総意に基づくのだろうか。
財団は異常になった職員を排除したかったのだろうか。
「24年前、私を排除したように。」
ミシマ博士は、自分が異常なものになったために、ノストロモ計画に参加させられた=排除されたと推測しているらしい。
24年前?
このメッセージがいつ発信されたのかは書かれてないので(多分)、この「24年前」はノストロモ計画に参加させられたときを指しているのかもしれない。
ここでまた横長の画像が、2枚連続で。
1枚目は例によって「不明なエラー」。
2枚目は「もうやめようよ」。
お?
キャプションらしくない文言だった。
アッシュとジョーンズは「正常な世界になった」。
「正常になった」ではないので、剣が作り出している世界に塗り潰されてしまったらしい。
ミシマ博士もやがてそうなるだろうと。
既に記憶が欠けている。
この星にも太陽が昇る。
今になって発見したということは、発見したんじゃなくて、日本化が空にまで及んだってことだろうか?
「もう帰ることのできない向こう側にも。」
はて?
「向こう側」から来て、今は別のところにいる?
「わかってる。」
ここで口調が変わる。
話し手が変わったか、意識が変わったか。
「ここは私の生まれた星なのだから。」
つまり、この星で生まれた存在の台詞?
ということは、やっぱり話し手が変わったのか。
ミシマ博士の意識が変質したのなら、「星」を持ち出す理由が特にない気がする。
山の写真。
キャプションは「ここはこんなにもすばらしい。」
位置情報を取得。
ミシマ博士の報告の前に検索していた「発信位置」か。
送信者不明の通信記録。
IDやら何やらの数字が全部「0」。
横長の画像。
キャプションは「どこにいるの?」
発信位置を検索し、取得していた何かの発言かな?
遷移軌道を計算。
うえ?
「探査機に通信を送ったので小惑星の軌道が少しずれた」ってやつ?
ということは、「接続」を押して接続した先は探査機だった?
いや、探査機だけじゃなくナーシサスに接続しても軌道がずれるってこと?
中断。
やっぱりわからんぞ。
この時点でわかることを整理してみる。
情報を極力隠そうとしている様子なので、極秘プロジェクトなのだろうことは察せられる。
ミシマ博士はオルメイヤー計画の方に携わっていたっぽい。
ナーシサスもロードジムも2人乗りなので、ノストロモ計画は「搭乗員は2名」という体で進んでいた節がある。
ミシマ博士の「許さない」という遺書を見るに、騙し討ちみたいな感じで「実はあなたも行きます」と宣告されたんではないか。
ということは考察でも見た。
「表象」についてはNo.A1-3の「ウォール理論」で説明されているが、この時点ではぼんやりとしかわからない。 F5、F4があるならF1までありそうではある。
データ的なものらしい。
記憶装置の中にあるんだし。
人間の意思を含む。
「No.A1-3」を読めば、出発前にF5を置いていけるわけはなかったことがわかる。