表情や仕草データを用いた美術鑑賞者の心理状態推定手法の提案と評価
鳥垣耀平, 松田裕貴: “表情や仕草データを用いた美術鑑賞者の心理状態推定手法の提案と評価,” 電子情報通信学会技術研究報告, センサネットワークとモバイルインテリジェンス研究会(SeMI), Vol.125, No.29, pp.31-36, 沖縄県名護市, 2025年5月.
Abstract
近年の美術館の役割として,人々の知的要求に答えるためのコミュニケーションの活性化が求められており,博物館・美術館における学びの専門家であるミュージアムエデュケータの登用が行わているが,人員は不足している状況が続いている.音声ガイダンスなどによるシステムが代替する役割を果たすことが期待されているが,人間によるガイダンスとは未だ大きな隔たりがある.そこで本研究では,鑑賞者の興味・関心に合わせた動的なガイダンスの提供を目指し,鑑賞者の心理状態を推定する手法を提案する.心理状態推定の手法確立に向けて,新たに開発したセンシング機能を有するガイダンスシステムを用いて,大原美術館での30名の被験者を対象としたデータ収集実験を実施した.得られた表情や仕草のデータを用いた心理状態推定モデルの構築・評価を行った結果,ポジティブ・ネガティブの2クラス感情分類モデルについて精度が64%となった.一方で,満足度・理解度・困惑度の回帰モデルについては有効な結果は得られなかったが,一部である程度の相関が確認されるなど,今後の改善にむけた知見を得ることができた.
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@inproceedings{bib:torigaki_EmoMuseum_SeMI202505,
author={鳥垣耀平 and 松田裕貴},
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