競歩フォーム評価のための靴装着型センサデバイスの設計と検討
表具真衣, 松田裕貴: “競歩フォーム評価のための靴装着型センサデバイスの設計と検討,” 2025年度 情報処理学会関西支部 支部大会, G-24, pp.1-7, オンライン, 2025年9月.
Summary
本研究は、競歩における2つの重要ルール(両足が同時に地面を離れてはいけない「LC(ロス・オブ・コンタクト)」、接地から垂直になるまで膝を曲げてはいけない「KB(ベントニー)」)を、審判なしでも検出できるようにする初心者向け練習支援システムの構築を目指している。従来研究では、慣性センサ、カメラ、中敷き型センサなどが用いられてきたが、装着の煩雑さやリアルタイム性、競技感覚への悪影響といった課題が残る。そこで本研究では、靴の履き口や踵に簡易に装着できる慣性センサ+地面までの距離を計測する ToF 測距センサを組み合わせた靴装着型デバイスを設計・試作した。実験では、異なる装着部位(踵、履き口外側、内側)でデータを収集し、加速度・角速度・距離データを可視化した。データ取得の遅延や変動、着地時距離の極小値、足の上下運動に伴う距離変化などが観察された。測距センサにおいては踵装着が最も安定性が高い傾向が示された。一方で、センサ脱落、固定性・快適性の課題も確認され、さらなるセンサケース設計と通信処理改良の必要性が示された。
Award
支部大会奨励賞
Links
DOI: #ToBeUpdated
PDF: https://cocolab.jp/publication/files/202509_IPSJ-Kansai_Hyogu.pdf
BibTeX
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Category
Domestic Conference Paper(国内研究会)
Conference
2025年度情報処理学会関西支部支部大会
Keywords
Sports(スポーツ)
Fitness(フィットネス)
Activity Recognition(行動認識)
Wearable Computing(ウェアラブルコンピューティング)
IMU(慣性センサ)
#Award