創作振り返り:52hzのXXX。
2025/01/11
あーぷらで文字会に参加。書くということのリハビリをする。この流れで季刊誌に誘われる。
話の流れで短歌とエッセイと小説を書いて下さい!ということになり、書くならお題が必要かな……などと言う
お題が投げられて、その中の「地元に帰って、昔好きだった子と再会する百合」を一回考え始める
が、内容が詰められなくて、ウーン、という感じになる。(前後不明)
2025/01/12
小説を書くために、フリーライティングをし始める。
伝える、ということについて書いたりしているが、基本は自動的な執筆をしている。
文章の書き方が自分に寄っていて、演じるということがない、みたいな話をしている
このへんはまだ遊戯王に頭を支配されている。
フリーライティング中に隔離病棟(アープラを病室に例えると?)の執筆をしている。
文章が自分に寄っているので、開き直って自分のことを書くという所業
ファム・ファタールと浅ましい女の話を書こうとしたが、設定が何も決まっていないので書けず、お蔵入りになる。
たしかルーズリーフに色々書いたりしてたが結局「信仰の理由」が納得感なく、雑に暗い過去をもたせるみたいな状態から払拭できなくておわりになった。
2025/01/18
フリーライティングの中で、さまざまなテーマをこねくり回す。
伝えたいことがないまま書こうとしている/伝えたいことが山程あるが、それぞれを伝えるべきでないと思ってしまうこと
当たり前のことしか言いたいことがない、という話
友人と話したときの「恋人が欲しい」と言ったときの“恋人”像について
人間は欲求を満たすための道具ではないけれど、このときの“恋人”は道具としての代替可能な関係である。
人間は道具ではないが、代替可能な道具としての関係を求めている
それは恋人である必要があるのか。恋人という称号に、あるいはそれを関する個人に対して、背負わされる欲求が溢れすぎているのではないか。それらは代替可能ではないのか。代替可能ではないものがあってはじめて、「恋人が欲しい」などという言説にぴんとくるきがする。
その友人は非常に“普通”であり、普通の社会と接続して生きている。その“普通”にはある種の残酷さがある。
代替可能な関係性と、精神的な唯一性について。
代替可能でないものがあってはじめてそれに納得できる。
それはおそらく、精神によって唯一性が付加されたものだ。
その他、なぜぼくは自然に唯一性を付与するのか、とか、同じことを共有するというテーマとかについて
振り返りしてみると、52hzのXXX。はこの道具としての恋人とか、普通の残酷さとか、精神的な唯一性とかについて、演説をするための小説という側面があったのだなあ。 もちろんそれがすべてではないけれど、「“恋人になる”ってことはどういうことなのか」みたいなのは初期の側面としてあったのだと思う。なるほどな~~
だから、そういう、疑問とか、“おかしさ”みたいなものを持っていて、それが他のものとくっつくのがアイディアなわけだな。
睡眠→コーヒー/カフェイン+ニコチンでシナプスを強化する……みたいな話をyoutubeで見て、それを試そう、と思う
2025/01/20
前述の手法を試すが、アウトプットは出来なさそうだったのでインプットに移行。
文章出力の脳にするために、文章をインプットする。心理学史を読んでいた。
が、別に学術本を読んでも小説の出力は出ないよな……となった
ときめきを感じて、それを出力する日常的方法を思い出したい、という話
ここでフリーライティング中、「結局前一番進捗したのは散歩しながら口頭記述したときでは?」となる
外的環境を自然にしないといけない、みたいなことを考え、散歩にいくべきだな、という結論になる
シチュエーションを考えられない、ということに気づく。自分以外のなにかのことをしたい、という気持ち
2025/01/27
この日までに、おそらく誰かと創作のためのVCをしており、その中で「無力とあこがれ」について話した。
そのVCまでは再会の話を書こうと思っていたと思われるが、そのVCの中で核に当たったので別軸がないか考えていたと思われる。
このあたりでフォロワーが新しくDiscordサーバーを立てて、そこが創作の場として有効なので活用し始める
作業VCに入って、アイディア出し(発散)と収束させるためのFWなど。
ノートに単語を書いていって、アイディアはScrapboxでまとめる、という手法を使った。
アイディア出しは、連想と脱線で出来ている。
それらの共通点を抜き出してくることがアイディア出しの根幹にあるよなーみたいな話
ノートのほうが考えを広げやすい。これは書かれ方の性質も関係していそう。
その後、発想のやり方等々を振り返るようなFWをする。この形はよさそう。
広げられた単語のアイディアを収束させていったり、アイディア出してる状態のことを振り返ったり。
この日のメモではじめて「理想的にしようとする人間とAIのやりとり」というのが出てくる。
ただし、この時点ではどのアイディアを取るか決まっていないので、
書きたいものの根本とかも考えたりなんだり。
感情の動きや葛藤の中に自分が持つ嫌な感覚や心持ちを託して、そいつが救われたり悩んだりどうにもならなくなったりするのを見て、僕も何かが前進したような気持ちになりたい。自分で自分を慰め、騙すために書いているところも確かにある。
この日は外に出て、カラオケに行ったり散歩したりしている。明らかにこの日にめちゃくちゃ進んでいる。
流れでエッセイの種みたいなものも出力している。外には出たほうがいい。
2025/01/28
この日は朝に起きている。カフェインとニコチンを摂取している。
どれを書くか、みたいなことをまだ定めていないので、インプットをしようとしている
過去に書いたエッセイとか小説を読み直した、らしい?
アニメを見た形跡がある。薬屋のひとりごとと、嘆きの亡霊。
見ながら遊戯王やってそうなのでインプットとして働いたかは不明
夜にVCに参加している。
2025/01/30
おそらくこの日のVCで創作の話をしている。
悩みを人に話してなにかの整理がついたのだと思う。
残っているログでは、今考えている話の設定だけを言って、クライマックスがわからない、という話をしたっぽい
話しながら、ある程度のことをメモに取っている。
書き出しのやり口の方法/空間の持つポテンシャル/スランプについてなど
設計図を引かずに書くことの恐怖
言葉を尽くさないとわからない怒り、から、理不尽な理解への怒りと理解できない健気さ、というテーマに手が掛かり始める
しかしここまでではまだクライマックスが想像されていない
女(人間)のことについて背景や核を考える必要がある
人に話すことはやはり有効であることは、わかる。
2025/01/31
前日のVCの流れを組んで、「AIと女の話」を考えることに決めたようである。Discordサーバーの個室でそれについて考えている。
多分この話を書くなら、「なんでわからないんだ」という理不尽な怒りと、健気な理解への態度を書くことになるんだけど、それを主軸にするとぼく自身が「わかんねえわけねえだろ」って世界に一生キレてるからまったくスッキリした着地にはならない
機械の健気さ相当好きなんだよな 捨てられる話になりそう
関係ないけど(関係あるけど)メカバレってよくないですか?(関係ある)
まったく繋がりは不明だが、おそらくここからクライマックスがイメージされている
この女なんでアンドロイドを理想のカノジョにしようとしてるんですか?限界精神ってこと? ちゃんと恋人ごっこをしたいのにやがてDVしてしまう女か? 最悪だ…… 健全なものを書きたいのに最悪なCPばっかり思いついてしまう
2025/02/01
前日でクライマックスにメカバレ(機械部分の露出)を入れよう、と思ったので、それを軸に展開を考え始める
登場人物の簡単な設定、思いついていた分の展開を書き連ねる。
家に来るシーン/暴力性が出てくる→飽きられる/健気に話しかけ続ける良さ
クライマックスのメカバレシーンのメモで台詞と描写を軽く入れたことで具体性が増した気がする
エピローグのイメージもつける
ここで、“不理解を赦す”ということがエピローグ(着地)になる、と一旦設定する
この日から作業VCに入ったり入らなかったりしながらChatGPTと相談を始める
GPTと話していく中で序盤と中盤に何を書くか、みたいな話が詰まり、展開としてのプロット草案が立つ。
この時点でシーン1,2は悪化を書き、人間側の認識の変遷と、機械の健気さをやる、みたいなことを決めてるので、そのへんでおそらくシーン1,2はすっとかけたのだとおもわれる。
ここで一旦プロット草案が立ったことで安心し、一旦就寝
話す中で具体性が高まり、また想像が膨らんで妄想の回路が開く感覚があった。これで掴んだな、と思った。
2025/02/02
起きたら前日に掴んでいた具体性が消えていたので作業VCでもう一度考える。
今日のところは人にあらゆることを伝えたと言うか先にいろいろまとめてしまったな
と書かれているので、おそらく考えたことを誰かに聞いてもらっている?
流れの視覚化
想像するべきものは映像なので、絵コンテみたいな感じでプロットを視覚化していく
序盤の展開はこの絵コンテがあったことで非常に書くハードルが低かった。良い手法だと思う。
途中で想像が追い越したので台詞を文章に書き残してカットの具体性をあげていく。
これをしていく中で、読者が何を感じるか、何を見せるか、みたいなことも考えていく
背景設定の深堀り
ミイナはどういう存在か、エミはどういうことを言うのか
舞台はどういう部屋なのか、等々
これらはノートを使って同時並行で考えた。
ノートの強みは同時並行と図だな、と思う
考えている内に書ける気がしてきて、ただエミの感情や背景についてまだ不明なので、そこを深堀りすればいけるな、と確信する
この確信は正しかったわけだが、往復することになったのはこの時点でどの程度の深堀りが必要なのかわかっていなかったことが要因であると思う。
エミに愛着を持ってもらわないと、この時点ではただヒステリー気味の女だな……になっていた
自分が止まったところには意味がある、という話をしている。その通りである。
感覚が思考を追い抜く。欠けたものを探す。
話している中で、直観が答えを持ってくる。
ごちゃごちゃ言わずに書け、というのは正しいが、間違っている方が正しいに決まっている。
2025/02/04
深堀りがたりない、ということで20答法を使ってエミの人格を考えてみる この手法は人物の実在性を高めるという点で有用だった。
20答したあとに似たものを分類して共通点を探る
核の部分は結局脳内に人物についての情報をいっぱい入れて自分の頭で思いついたこと
逆に、100の質問みたいなのは意味がなかった
エミはミイナ以外の他者に心を開いてないので内面がまったく見えなかった。
エミについて納得できそう、という直観を得たのだが、その直観が言語化出来ておらず、雰囲気だったのでここから詰まる。
一番引っかかったのはここだろうな、と思う。エミの内面や感情の流れが言語化されていなかったので最終的に困った。
2025/02/13
Discordサーバー内でエミについての考察が多少言語化される
人は言った通りに動いてくれない、人に対して何も伝わらない、人は言葉を平気で裏切る……といった絶望があり、それは過去、中高生ぐらいに付き合ってた女子から「女同士って、普通じゃないじゃん。おかしいよ。あんなのごっこ遊びでしょ?」などと言われた経験があって……
その影響で普通・常識に固執していて、口癖が「普通に考えればわかるでしょ」とか「こんなの常識でしょ」とかになってしまった女
大学生時代は普通の人間になろうと思って男と付き合ったりしたが、軒並み最悪のカスだったので絶望が深まるばかり どうしようもないので人間不信が高まり、人の感情を考えたり人とのつながりを求めたりする根本を持っているのに論理武装を重ねて人間とつながるのを拒むようになってしまった可愛そうな女
言葉として残されてはないが、この辺のどっかで母親との関係、みたいなことを考えてたかも?
02/04時点で考えてはいる
2025/02/15
前日にプロットをより詳細な形にする必要がある……と嘆いている
創作会で連歌と即興小説を作る
この作業とアイディア出し、それに対するフィードバックで、やる回路みたいなのが復帰した。
即興小説を書くことはそういうリハビリとして必要かも。アドリブの制作。
2025/02/17
プロット立て直し。
読者の感覚の変遷を主軸に再考する。必要な視点だったと思う。
話の軸:カサザキエミという人間はどういう人間か?という謎に気づく
読者を読ませるための原動力、みたいな概念。
こういう軸があると、読者に対して何をやればいいのかというのが明確になりがちなので良い。
実際今回も読者に何を読ませるのかみたいなのにはあまり詰まっていないと思う。
展開を考えるために絵コンテっぽいカット割りを書いて、切り貼り/並べ替えして調整していた。
この手法はめちゃくちゃ有効だが、ぼくはイラストが書けないので時間効率が悪い。
タイトル決め
プロット考えながらタイトル案を人と話しつつ出す
正直ここのタイトルが決まったところが一番書けるようになった要因だと思う。
「52hzのXXX。」伝わらない遭難信号の話。
タイトルがしっくり来るまでの時間を短縮したい。
執筆
展開のイメージが出来たのでシーン1を執筆する。
ここから執筆がスタートし、シーン2まではすんなりいく。
2025/02/18
この日も執筆。イメージを思い出すのに苦労したがシーン2まで書き切る。
GPTに関連アイディアを列挙してもらうとある程度シーンの鮮明さがわかる。
シーン3で詰まり、ここから次に書き始めるまで時間が空く。
ここか、次でシーン3についてGPTに相談している。
この相談ではシーンの内容については納得しているが、クライマックスへのつながりみたいな話をしていない
カットごとに分けてどういう演出があるのか、という話をしており、これはよさそう。
2025/02/22
連日「シーン3は何なのか」を考えて、なんとか1300字書く。
シーン3はミイナの成長、学習とトライアンドエラーをやりつつ、ある程度の説明をするパートだった?
冒頭シーンが説明パートなのだがそこの想像、何を説明すべきか、みたいなのが想像ついていなかった
この1300字も結局書き直すことになる。
振り返ってみると、この時点で「エミ」という人物像についての流れがないというのが問題だったのかも
エミの人物像がどうなっているか、感情がどう流れていくか、がない
ということはシーン4のクライマックスの想像が出来なくて、それにつなげるためのシーン3も書けない。
クライマックスに必要なものをちゃんと気づくというのが重要か。
なにより、問題は、書けない理由があったのに、「書けないことはないと思う」と言っているのがよくなかった。
2025/02/24
人の書いたものへの校閲を行う。
ここで多分、「自分の書いたものに対して足りなさに気づく」というモードに入った。
これがあったことで足りなさの言語化や「じゃあこれダメだな」と言うことができるようになったと思われる
2025/02/26
説明パートの書き直し
1300字で説明しているところを分解、箇条書きにしながらGPTに入力。
音声会話でケンカしたあと、あらためて重視してることをまとめてもらうところで整理を付けた
目を瞑って30分ぐらい文章構成をして、そっから2時間で4500文字ぐらい執筆。
草稿を作ったあと箇条書きして分解するのは結構いいな、と思った
が、この手法に囚われすぎて、その後のシーン4で同じことをしようとして、失敗している。
校閲的な線を引く手法を使うかこっちがいいかはどう判断すればいいか、みたいなのを考えたほうがいいな
この辺から、VOICEVOXやらスマホアプリやらを使って読み上げさせるというのをやりはじめる。
イメージ、想像、作品を自分の手から離さないためにコレは有用だったと思う。
ただ、次の展開が出てくるかというと微妙なので、次の展開が難しいよ~~ってなってるときは
2025/02/27
執筆したが詰まる。
ここからシーン4まで、軸としてどこを大事にするのか、みたいなのを見失ったまま書き始めている。良くない。
倫理コードの話に差し掛かって、テンションは上がっているが、感情を理論の文にするのに苦労している。
これは今考えると、原因が二つあると思われる。
1.描かれるべき感情(読者にあたえるもの/エミが持っているもの)が明確になっていない
これはシーン4でもあったが、そもそもどういう感情なのか、というのを気にしていなかった。良くない。
2.ミイナが使うAI的な文体のルールが決まっていない/手法を確立していない
結局シーン4になってそれが初めてある程度決まった。
ここまでは三人称的な書き方をしていたのでそれでごまかせていたところがある。
眠気を抱えたまま「とりあえず書く」をやると悪化する、ということがここらへんの作業からわかる。
この辺から「エミの感情の流れがわかってない」ということに気づき始める
GPTに考察してもらおうとしたりしているが、めちゃめちゃ有用というところではなかったと思う
2025/02/28
この日はたしかずっと作業していたような気もする?
昨日詰まって独り言をずっと言い続けていたので、それが睡眠で整理されて執筆が進んだ。
シーン3が書き上がる。このとき、まったく予期しない形の終わり方(ミイナの一人称が“わたし”になる)をする。
むしろ本当はこういうことを最初の方からアイディアとして持っておいたらラクだったんだろうと思う
この終わり方をしたことによってクライマックスが非常に大事になり……結果、シーン4を書く労力が跳ね上がった。
しかし、これが出てきてよかったと思う。じゃなければもっと平凡で納得のいかない小説になっていたはず。
ここで、「手癖で書いた文をプロットにして論理の文にする」が出てくる。
これが次の下書きと、エミ視点を書く、みたいな話につながっていく
2025/03/01
ヒプマイの映画を見て最高だな……となった
ハマっていいんだよな
執筆にそんなに関係はなかったと思います
2025/03/04
下書きを4000字。ここでクライマックスの最後からエピローグまでの流れができる。
考えているところを全部GPTにぶつける。シーン4どう書いたらいいねん、という話を延々としている。
独り言を言いまくってエピローグまでの流れが出来たので完全~~!!になっている。
もちろん全然完全ではなく、最後の方が出来ただけで、シーンの序盤~中盤が情報量カスだったのでカスでした
2025/03/05
完全ではなかったので全く書けず、考え込む。
ここで考え込んだことで、ミイナの変質とエミの暴力性の示し方……みたいなところがシーンの核だな、ということに気づく
ミイナの変質がおわり、エミの人間性/感情についての謎を明かすというシーンだ、ということになる
ここからはそこをどうにか詰めていく作業なのだが、どうすればいいのかわからず不明になっている。
深夜にミイナの変質が具体的にどのような内容か、というのを詰める。
2025/03/08~11?
ここで冒頭シーンがわからないまま書き始めて、エミの感情がわからない、ということでエミ視点を書く
冒頭は説明すべき文の想像ができなかったこと、中盤はエミの感情をなぞることができなかったこと。
結局シーン4の最後までエミ視点で一度書いた。
深夜徘徊をしてエミ視点の半生独白をシーン1からシーン4までやった。
これが一番効果としては強かった。これをして、エミ視点を書いたおかげで、ここから先エミについて悩むことがなくなった。
一般化すると、視点主以外の視点をきちんと解像度高く持っているべき、ということだ。
頭が散逸的なとき(ブレインフォグ)のときは、ダウナー系のもの(チルアウト等)を飲んだほうが良い。
2025/03/12~16あたり
エミ視点ができたから、ということで冒頭シーンからシーン4を書いていくが、徐々に「これ文章下手じゃない?」ということに気づく
下手すぎる文章が5000文字ぐらい?存在していて、マジで続きが書けなくなった。修正点すらどうすればいいのかわからなくなる。
振り返りとしては、ここは「エミ視点」だけを見て書いていたから、ミイナ視点で何を書くのか、みたいなところが欠如しており、そのせいでミイナに感情移入出来ず、ひいてはエミの考えもわからなくなる、という無の文字が連ねられていた。
作業の振り返りログを記録していなかったので次に何をすれば良いのか、を見失う
人と話したり、自分で作品を朗読したり、説明したり、みたいなことをして徐々に書き直したほうがいい、ということに気づく。
死ぬほどめんどくせえ……となり、作業をほっぽる。マジで嫌になっていく。
よくないのが、「めんどうくさがっている」ということに自覚的ではなかったことである。
2025/03/18
VCで話し、「めんどうくさがっている」ということに気づく。
面倒であることを、面倒であると認めて、やること
あらゆる納得のために、五合目まで登った山を降らないといけないときがある
納得しないと書けないんだからしょうがない
2025/03/20~21
認めたのであきらめて書き直しをやりはじめる
相当時間を掛けたのだが、そもそもの作業内容を勘違いしていた
印刷して線を引いて校閲作業をする、というのが正しかった
ずっとテキストデータを見比べながら全て書き直そうとしていた。ダメ。
このへんのVCで校閲方針をなんとなく掴んでおり、それはミイナ視点の必要性である。
この日は面倒くさい作業しかしていないのに進捗がなく、一番メンタルが終わっていた。
酒を入れたりゲームしたり寝ればなんとかなるかと思って寝ようとして寝れなくて人と話したりで何も進まなくなり、深夜になってやっと手法の間違いに気づく。絶望。
ここでの学びは、きちんと方法を考えてから作業にあたるべきだ、ということである。
おまえの惰弱な精神と肉体では気合で書くことなどできない。少しでも得意分野や好きな分野に持ってきてから話を始めろ。根性とか気合とかストイックにできますみたいな顔をするな。お前には無理だ。
お前にできることは、想定して、準備した道の上を、アドリブを交えて走ることだけ。舗装の仕方を考えろ。多角的に見て、一つのことに執着したり、何かを降りてくるのを待つな。手法と内容の気付きは違う。
それと、身体を動かすこと。ダメな日はたらふく飯を食うこと。
2025/03/25
メンタルブレイクしていたのでカラオケにいき、飯を食い、あらゆることを復活させる。
帰ってきて、作業するも、あまり進まず。メンタルが死んだので寝る。
2025/03/26~28
26にミイナ視点の指針が完全に掴めて、校閲での書き直しで止まることが少なくなった。
言語化はたしか出来てない……かな?「意志があるように見せる」ということだったか。
ミイナの変質の原因(恋人らしさ)を機械的な論理で説明できる、というのが一番大きい部分だったかな。
ここで、校閲前の文章が完全にゴミではなく、無意識に考えていたものが拾えるということに気づき、校閲が捗る
ミイナ視点が入ったことで、27~28でめちゃめちゃ執筆が進む。
校閲作業が終わった瞬間に、エミの感情、ミイナの視点、読者に伝えるもの、展開としてのプロット、が全て成立していた。
ここまで全く進まなかったのがめちゃくちゃ進むようになり、27終了時点で4074だったのが、28日には11422になる。
エピローグまで突き進めそうな感覚があるまま、実生活の問題で一時中断。
この辺でわかった手法としては、窓を開けて、冷えピタを貼り、痛み止めを飲むとあらゆる執筆ができるようになるということ。
エナジードリンクを追加すると無限に執筆できることになるので、これは強い。
2025/03/29
締切日を1日過ぎて、夕方まではつかれて死んでいたが、夜にめちゃくちゃ進めて、執筆終了。
前述の手法で一度スイッチが入ったら止まらず、エピローグまで一気に書き進めた。無敵。
カンザキイオリにキレて創作モチベが高まる/VCに入って作業せず創作について話すなどのことがあった
こういう、衝動を貯めるみたいなことがあり、それを一気に開放したのもあると思われる。
PDFにして提出して終了。
縦書きPDFにするとき、ルビ振りが面倒というのと、英数字を全角にしておかないとキモさがあるというのが学びです。