すべての人間の言葉がナイフになる時期
というものがあります。
言葉がナイフになる、というのは実はちょっと正確じゃない
ちょっとした部分やちょっとした言葉遣いに対し、「これは僕に対する拒否なのでは?」と思うようになる
例えば、「Aする人はB(ネガティブイメージのある名詞)でしょ。」という言葉に対し、「これまでの書き込みからこの人は僕がAすることを知っているはずであり、この文脈上この人はBという単語を少なくともポジティブな意味では使っていない」ということを瞬間的に考え、論理を飛躍させて「ということはこの人は僕のことをネガティブに捉えている、すなわち嫌いである」と勝手になって胸が痛くなる
いわば、自意識過剰と被害妄想が組み合わさって自動でそれに合わせた解釈を作る状態
そして、やがて自己肯定感が消失し「僕のような人間が何を話してもあらゆる人間から拒否と否定と嫌悪を向けられるに違いない」と思い込み、人間関係をやめるようになる
これを発症すると連絡や活動が途絶え、何もかもを諦めて捨て去るような行動に出る
つまり、「あらゆる人間がナイフを向けてくると思い込んで存在から逃げ出す時期」とかがわりと正しい。