修士課程と教職大学院の違い
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修士課程は修士論文を書かなければなりません。教職大学院は多様な学修成果が認められており,実践レポートも認められます。一方,学会誌論文としてまとめる人もいます。一人ではなく,複数の人が協働して学修成果をまとめることも認められています。どのような学修成果にまとめるかは学生の希望に基づきます。 教職大学院は,修了要件として教職科目を40単位または46単位修得することから,修士課程に比べて修了要件内での複数の専修免許(すでに幼小中高一種免を取得している場合)取得に無理がありません。
一方,教員免許法の「第2欄」の科目は専修免許に使える範囲が限定されています。例えば,教科の名前を冠する科目は他教科の中高教員免許,幼稚園の専修教員免許にするための単位に使えないのが基本です。また,幼稚園の科目は幼稚園の専修教員免許にしか使えないのが基本です。従って,修士課程の場合,意図的に修了要件以外の科目を計画的に履修する必要がある場合があります。
教職大学院は学校における長期の実習が保証されています。
学卒者は学校現場での組織的かつ長期の実践経験を子ども達と関わりながら積み上げることができます。教員採用試験に合格したら,4月からは子どもの前ではベテランも新人も関係なく学校の先生です。3~4週間の教育実習よりもさらに自信をつけて教壇に立ちませんか?
現職者は,大学院で学んだ理論を学校現場での組織的かつ長期的実習を通して検証することができます。理論と実践を往還する教師として現場で更に活躍しませんか?