寛大なしっぺ返し戦略
ゲーム理論に置ける対人関係の戦略の一つ。それぞれの場合によっていくつかの戦略を切り替える。 <戦略の種類>
・協調:相手に協力する、相手を信頼する、相手の利益になるような行動をする
・敵対:相手を警戒する。相手の利益より自分の利益を優先する
・搾取:敵対の一種。相手の利益を考慮せず、自分の利益を最優先する
・攻撃:相手に害を与えることを目的とした行為。
<ルール>
1.まず自分は協調でいく
相手も協調 ⇒ 円満な関係
相手が敵対または搾取 ⇒ 2へ
2.相手が敵意を向けた場合、害を与えてきた場合、こちらも協調をやめ、敵対へ
3.相手が協調に戦略を切り替えてきたら、自分はどんなに腹が立っても協調に切り替える
4.相手が敵対的な戦略を取っている場合でも、たまにこちらが協調に切り替える。上手くいけば相手も協調に切り替えてくれることがある
<攻撃戦略の使い方>
ゲーム理論では、お互いの行動によってそれぞれがどのような利益を得て、どの戦略が最も起こりやすいかを考えている(これをナッシュ均衡と呼ぶ)。攻撃は基本的に利益を生まないため可能な限り選ぶべきではないが、相手が敵対戦略を取ってきた場合、相手のナッシュ均衡を敵対から協調に動かすため、具体的には相手の敵対に対するデメリットを作るために攻撃戦略を用いる。