爺さんはちょんまげを切らなかった
爺さんは
武士
だった。
武士はどうしたち
ちょんまげ
を捨てられんと、
明治
になってもちょんまげをやめなかった。
高知市
の通町にちょんまげを括る紐と鬢付け
油
を売っている店があった。
土佐町
から歩くと普通は半日以上かかる。
爺さんは、朝家を出て昼には戻ってきた。
あまりに速いから「あれは空を飛んでるんじゃ」という人がおった(笑)