焼畑
アサギ
の山から使えるものを、
椎茸木
なんかをとってから焼く。
焼く前には火が燃え広がらないように火道をつくる。
そのことを、「火道を切る」という
木をきって、木葉(こくば)を掃除しておいていて、火の粉が燃え移らないようにする。
風のない日に焼く。
焼く前には役場に
火入願
(ひいれねがい)を届ける。
焼いている間は焼く人とは別に番を置かないといけないことになっている。
番を置かずに山を焼いて、焼かない山に燃え移って、消すのが大変だった。
山を焼いた後には
麦
を植える。麦の後には
蕎麦
を植える。
ワシらは麦が主食だった。蕎麦は副食だった。
農業