教員の仕事
僕より3つばあ先輩が教師しよって、その先輩たちの推薦で教師になった。 やってみたら、割とおもしろかった。
その場にいた教師の多くが無気力で、子どもをなんとかしちゃろうという思いが感じられなかった。
私は志はあまりなかったけれど、やり始めたら真面目にやらんとね。
子どもの成績をみて、これはもっとあげちゃらないかんと思った。
それまでは、担任の先生は子どもの成績表さえつくっていなかった。
子どもに対しての働きかけも、もうちっとはあるんじゃろうと思いよった。
父兄とも言い合っていた。自分の教育方針があったから。 生徒には普段は怒らなかったけど、嘘を言ったり、人様に無礼をした時は怒っていた。怖がられていました(笑)
僕は兵隊から帰ってきて、「生きる」ということを考えてきた。 命に関わるような、掃き出されるような子どもを作らないという思いがあったね。
僕自身の人生は、自己満足の人生。
それが人の迷惑になったこともあったろうけれど、人の役に立つこともあったらうれしい。
何かなかったら生きていけれんですよ。
研究力が大事ですよね。
死んだ女房が「お父さんはまじめじゃね」って。
「まじめじゃないんじゃ、こういう風にせんと生きていけんのじゃ」と答えました。