プログラミングの思い出
あの時分は、データも全部足し算と引き算よ。
まとまったデータはなかったから自分でつくった。
2進数のやつ。
一番単純なのよ。けんど、広がりがある。解釈のしかたがいろいろある。
最初に作ったのは、全部数字で作った。
sawamoto.icon機械語とかアセンブラの時代ですか?
そうそう、アッセンブラ。
あれが、一番単純だけど、ほかの考え方が入らないからいい。
sawamoto.iconどうやって勉強したんですか?
雑誌があった。
sawamoto.icon何という雑誌だったか覚えてます?
さあ、なんだったろうか。無線雑誌を見た。
2進数でプログラムする。
あるものを作って、それに付け加えて、新しいものを作る。
今でもそうじゃがね。
sawamoto.iconその頃、土佐町で一緒にパソコンをつついていた人いますか? いないいない(笑)
同僚の教師が、驚いちょった。
「こういうことはできんか?」というから、それじゃやってみようかと。
最初に作ったのは、サイコロを振るプログラム。
これができるんだったら、これもできるんじゃないか?という探究心よ。
まず、プログラムがあって、知識の広さというか。
けんど、僕自身が二進数を使うのは面戸臭いもんじゃと。
二進数の換え方を覚えんといかん。それでだいぶあずった。
できだしたら当たり前になるけんど。
プログラムが作られ始めてから、二進数が底辺にあって、上に、その書き方があって。 1いうたら1よ。単なるね。ただ、その1の考え方が、all。全てを表すということ。
10の場合がある。100の場合がある。
プログラムに出てくる1というのが、ある言葉の塊として、この場合はこういう考え方。
ある場合はある考え方と変わる。
固定的でなしに。中身が違ってくる。
日本語でも、ある表現とある表現は、同じものを指しているけど、表現が違うということがあるろ?
プログラムもそういうことじゃないろうか?
一つの表現だけにこだわらなかったら、新しいものが生まれてくる。