ウナギ釣り②
ウナギ釣りもよくした。ウナギ釣りは、夜ね、エサつけて、ハエ(延縄)にずうっとエサをつけて、10ばあつけて、そしたら5、6匹は獲れたね。腕くらいの太さのウナギを捕ったこともある。近所に胸の悪い人がいて、「持って行っちゃれ」と親に言われて持って行った。 ウナギを釣るのは、遠いところも行きよったね。谷みたいなところからね、いろいろ。ウナギを捌くときは、頭に釘を打ち付けておいて、ばあっと捌く。捌くのはだいたいみんなしよるよ。
ウナギを釣るエサはね、ドジョウです。それからゴリ。うちの近くには、「ドジョウ川」といってね、ドジョウがよくとれるところがあったのよ。田んぼのふちにね。泥をね、掘り上げたら、ドジョウがなかにごっそりおってね。田んぼのふちを掘り上げよって、いっつも怒られよった、ハハハ。田んぼのなかにもドジョウがずっとおったよ。小さい溝におるんだ。土なんかこう、ようけあるところなんかにね、土のなかに入っちゅうね。それで、溝の土をちょっと掘って、いっつも怒られよった。「またか!」って、ハハハ。 それでね、ドジョウは、3つか4つに切ってね。それをこう(針に)刺してね。
(縄は)途中途中でだいたい、うーん、これくらいかなあ……2尺ばあか、それくらいのあいだでずうっと(それぞれ長い糸を(縄を?))つけて、(それぞれに)針をつけてね。
ゴリは、大きい川なんかにおるね。奈半利川とかいろいろ、そういうところにおるね。ゴリの大きさは、小さいのもおるけどね、こんな(2、3センチくらい)くらいで、小さいです。