Windowsトラブル解決メモ(とくに11)
トラブル編
【解決】ファイルが開けない
症状
エクスプローラでファイルが見えているのに開けない。
あらゆるアプリケーションからも開けない。もしくは見えない。
そういえば古いPCからコピーしてきたデータだったような気がする。
原因
アクセス権が無い。
対処
対象フォルダを右クリ>プロパティ>セキュリティタブ>「グループ名またはユーザー名」にログインユーザー名(あるいはUsers、Everyone)がなければ、ユーザーアカウント種別による何らかのアクセス制限がかかっていると思われる。
そのまま、「グループ名またはユーザー名」「編集」ボタンをクリック>追加
「詳細設定」>「検索」>検索結果から現在のログインユーザー名を選択してOK
<PC名>\<ログインユーザー名>が追加されたらOK
リストのログインユーザー名を選択肢、下のアクセス許可リストの「フルコントロール」の「許可」にチェック>OK
…でOKなはず。ネットワーク上にあったり、システムが管理しているファイルやフォルダでは、アクセス権が無いなどの警告が出て弾かれる可能性あり。
【解決】タスクバーにウィンドウが隠れる
症状
タスクバーを上に設置している際、エクスプローラーやブラウザの上部がタスクバーに隠れ、ウィンドウを閉じたりブラウザタブを操作できなくなる。
再度タスクバーを移動しても改善しない。
マルチディスプレイを設定したときに起こりやすい。
原因
エクスプローラーがタスクバーが下にあると勘違いしたままなため。
対処
エクスプローラーを再起動する。
タスクバーの「ウィンドウプロセス」欄から右クリックして再起動
あるいはExprolerPatcherを使っているなら設定画面の左下に「エクスプローラーを再起動」のメニューがある。
【解決】エクスプローラーで「ドキュメント」フォルダのツリーが展開されない
症状
正確にはホームフォルダC:\ユーザー\<ユーザー名>以下のフォルダ、例として「ドキュメント」「ダウンロード」「ピクチャ」「ミュージック」「ビデオ」などのフォルダ以下は、(たとえエクスプローラーのオプションで「開いているフォルダまで展開」をチェックしていても)フォルダツリーが展開されないため、階層が深いフォルダ間のファイル移動などでD&Dが使えず非常に面倒くさい。
原因
多分システムフォルダの存在を認識させないためにシステム側で制限をかけているのだろう
対処
エクスプローラーをオプションつきで直接起動する。
デスクトップで右クリック>新規作成>ショートカット
「項目の場所を入力してください」欄にexplorer "C:\Users\...開きたいフォルダのパス"と入力、次へを押して作成。
開いた直後はフォルダツリーが表示されないが、なにかしらのフォルダを開くと追随してフォルダが展開されるようになる。
【解決】Windows11でLANDISKに接続できない
症状
ネットワーク検索でLANDISKがみつからない。
エクスプローラーからIPアドレス直打ちでも接続できない。
ネットワークフォルダの「メディア機器」にはLANDISK-????が見えている。
ブラウザで管理画面を表示できる。
PINGは通る。
IODATA公式のMagicalFinderでも表示できるしアクセスできる。
原因
ネットワークアダプタ「SMB 1.0」が有効になっていない。
対処
Windows 11 ネットワークに共有PCが表示されない時の対処法
コントロールパネル>プログラムと機能>Windowsの機能の有効化または無効化>SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポートのチェックをオンにしてOK>再起動
未解決編
【未解決】エクスプローラーでビデオかオーディオが入っているフォルダを開くと勝手に詳細ビューになる
プロパティ>カスタマイズでフォルダーの種類を指定すれば治ると大体のネットの記事には書いてあるが治らない。
(まだ根本対策は見つかってないので暫定的に)とりあえずdesktop.iniをあちこちの作業フォルダに置きまくることにしてみる
https://hwiegman.home.xs4all.nl/desktopini.html によると
code:desktop.ini
ViewState
Vid={0E1FA5E0-3573-11CF-AE69-08002B2E1262}
FolderType=CommonDocuments
と書いて置いておけば一覧表示で固定できる気がする…多分
https://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/all/このテンプ/275d38bf-e1b4-44c2-9475-13a612822bfb によると、これ以降「このテンプレートをすべてのサブフォルダーに適用する」を実行してしまうとdesktop.iniの設定が無効化されるらしい。(リンク先で子フォルダすべてに同じ設定を適用するスクリプトが公開されている)
【未解決】デスクトップが点滅してなにもできなくなる
結論から言うと、これは対処できなかった。復元ポイントから復帰させた。
「システムと復元」をコマンドライン(あるいはタスクマネージャーの「新しいタスクを実行する」)から実行するにはrstrui.exeを入力する。
ディスプレイやビデオカードが壊れた可能性もあるが、Ctrl+Alt+Del、およびタスクマネージャを開いてみて、そちらは点滅しないなら「デスクトップのみが点滅している」と考えられる。また、たとえセーフモードで起動しても同じように点滅してしまう。疑われるのは「エクスプローラーが異常終了と再起動を繰り返している」、その原因はWindowsエラー報告にあるらしい、という情報まではつかんだが、ネットに載っている対処法を行ってもなにも改善しなかった。
QOLを保つためのTIPS編
【TIPS】Windows11インストール時にMicrosoftアカウントを要求される(が、使いたくない)
Outlook、OneDrive、Edge、Microsoft Storeなどを私は一切使わない。
普段あらゆる用途に使用する個人PCのデータをひとつのアカウントに紐づけるなんていたずらにネットワークリスクを高めるだけだし、それに見合う見返りもほとんどない(Googleなら別なのだがMSは…)。
なので根本的にMicrosoftアカウントは不要なので入れたくない。
しかしMSはどうにかしてアカウントでログインさせたいらしい。現在ネット上でわりとみつかる「回避方法」はほとんどがその後のアップデートでつぶされているようだ。
私も四苦八苦していたが、唯一通った抜け道があった。それが以下の記事の4番目の内容だ。(1~3番目はすでにMSによって対策されていた)
内容
「ネットワークに接続しましょう」ページまで来たらShift+F10を押してコマンドプロンプトを起動
oobe\bypassnro
と入力する。すると再起動がかかる。
「ネットワークに接続しましょう」画面の下に新しいリンク「インターネットに接続していません」が表示され、これとさらに続く「制限された設定で続行」を押すと、ローカルアカウントの作成に移行できる。
なおこの方法でローカルアカウントでインストールを完了した後でもMicrosoftアカウントは作成できるしストア等の利用もできる。
【TIPS】Windows11のタスクバーにエクスプローラがたたまれてしまい作業効率が悪化する
それまでのWindowsにも「同じアプリのウィンドウはひとつにまとめる」的な機能は実装されていたがWin11ではそれが強制されており標準ではOFFにできない。
フリーソフトを使用すれば従来通りウィンドウごとにタスクが表示されるようになる
→ ExplolerPatcher
【TIPS】Windows11のエクスプローラーの右クリックメニューをWindows10以前のものに戻す
HKCUSER\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}\InprocServer32のキー(空)を作ればOK。({86...以降を作る必要がある)
戻したいなら作ったキーを消せば良い。
参考:右クリックメニューを(Win11スタイルのままで)編集する
以下の方法も試してみたが結局上記の方法でWin10スタイルにしたほうが使いやすかったので今はやっていないのであしからず。
検索すると出てくるアプリのほとんどが項目を追加するものであって削除するものではない。
…のでレジストリをいじる。
レジストリ項目を削除せずに無効にする方法もあるようだが、「内容をバックアップしたうえで削除」で個人的には十分と思っている。慎重派の人は真似しないように。
「クイックアクセスにピン留めする」
HKCR\Folder\shell\pintohome
削除すると新・旧の「クイックアクセスにピン留めする」が消える
「スタートにピン留めする」
HKCR\Folder\shellex\ContextMenuHandlers\PintoStartScreen
HKCR\Folder\ShellEx\ContextMenuHandlers\{a2a9545d-a0c2-42b4-9708-a0b2badd77c8}
HKCR\AllFilesystemObjects\shellex\ContextMenuHandlers\{a2a9545d-a0c2-42b4-9708-a0b2badd77c8}
「ライブラリ」
HKCR\Folder\shellex\ContextMenuHandlers\Library Location
【TIPS】F1キー/CAPSLOCKキーに別のキー入力を割り当てたい。
Microsoft Power Toysの機能の一部である「Keyboard Manager」を使用すれば簡単にキーの入れ替えができる。
個人的にはF1キーをDelete、CapsLockキーをEnterキーに差し替えるのがおすすめ。(キーボードの右側にあるキーを左手で押せるようになるため)
【TIPS】圧縮フォルダを無効化する
圧縮フォルダを無効化をする利点
エクスプローラのフォルダツリーにフォルダ内の全ZIPがリスト化されなくなる
圧縮フォルダを無効化する欠点
Windows標準機能でファイルの解凍などができなくなるので別のアーカイバソフトを用意する必要がある
方法:以下を*.regの拡張子で保存して実行する
code:reg:unzip.reg
Windows Registry Editor Version 5.00
; .zip ---------------------------------------------------------------
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\CompressedFolder\CLSID
@=""
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\CompressedFolder\shell\Open
"MultiSelectModel"=""
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\SystemFileAssociations\.zip\CLSID
@=""
; .rar ---------------------------------------------------------------
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\RarFile\CLSID
@=""
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\RarFile\shell\Open
"MultiSelectModel"=""
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\SystemFileAssociations\.rar\CLSID
@=""
; .7z ---------------------------------------------------------------
HKEY_CURRENT_USER\Software\ClassesZipFile\CLSID
@=""
HKEY_CURRENT_USER\Software\ClassesZipFile\shell\Open
"MultiSelectModel"=""
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\SystemFileAssociations\.7z\CLSID
@=""
【TIPS】アプリをOS起動(ログイン)と同時に起動する(スタートアップアプリへの登録)
参考:https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2308/28/news025.html
エクスプローラーのアドレス欄にshell:startupと入力してEnter。
全ユーザー共通のスタートアップフォルダを開くにはshell:common startup。
開かれたフォルダ(スタートアップ)に目的のアプリへのショートカットをコピーあるいは作成。
すでに登録されているアプリを削除するにはスタートアップフォルダから削除するか、タスクバーを右クリックしてタスクマネージャーを開き「スタートアップ」タブ内のリストから選んで「無効化」する。
【TIPS】絵文字を入力する
Win + .(ピリオド)を押すと入力パネルが出る
Chromeなら右クリックメニューに「絵文字」がある
【TIPS】設定の各項目を直接開くショートカットを作りたい。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/apps/develop/launch/launch-settings-app この記事を参照。
https://news.mynavi.jp/article/win10tips-528/ MSのページはよく消されるのでサブ。
デスクトップを右クリックして新規作成>ショートカットを選び、「項目の場所」として上記記事内にある目的のアドレスを入力して作成すれば良い。
例としてタスクバーの設定を一発で開きたいなら ms-settings:taskbarと入力する。
関連アプリ編
(Google日本語入力)おかしな変換を抑制したい。
WindowsのOSの話ではないが、PCの作業環境に関連した話なので。
「なのか」→「七日」、「したい」→「シたい」みたいな変換が邪魔な時が多々ある。そういうときは辞書に「抑制単語」として登録できる(でも体感ではおもったほど抑制されていないように感じるが…おまじない程度に)。
IMEツールバーあるいはタスクトレイのAとかあとか出ているマークを右クリックして辞書ツールを起動。
辞書がなければ新規作成。
「追加」を押して行を追加、例として読みに「なのか」、単語に「七日」を入力、品詞で「抑制単語」を選択。
登録したらそのままウィンドウを閉じてOK。
(Google日本語入力)スタートメニューにテキストが入力できない。
Google日本語入力が悪さをしている模様。一度アンインストールして再インストールすると治った。